zetaのプロットに書く日本刀の言葉を、種類・部位・刃文の図つきで7分類・120語まとめました
推しが持つ刀は、種類と身につけ方を決めると姿を想像しやすくなります。刀身や拵えの名前は、手元や光を描く地の文にも使えます。種類と長さ、刀身と拵えの部位、身につけ方、刃文の形を図つきで紹介します。このページでは、装いから細部、構えと日常の所作へと探せるようにまとめました。武器や能力全般の言葉は能力・武器の用語集にあります。
目次
刀の種類と長さを1枚で

先に結論。刀は「種類+身につけ方+長さの印象」でプロットに一行
プロットには、刀の種類、身につけ方、長さの印象を一行で書きます。たとえば「細身でやや長い打刀を、刃を上にして帯に差している」。寸法を細かく並べる前に、推しの腰回りの姿を決めます。
太刀は刃を下にして腰からつり下げて佩き、打刀は刃を上にして帯に差すのが基本です。この違いを書くと、時代に合った装いを決める手掛かりになります。ただし、佩き方だけで年代が一つに決まるわけではありません。
状況例には「客を迎えるため、鞘に収めた刀を傍らに置く」のように、その場での扱いを書きます。戦闘を含む地の文では「切先がわずかに揺れた」のように、部位の名前と動きを一つ足すと視線の置き場ができます。設定を書けば、AIが刀の形や所作を必ず守るという保証はありません。
刀の種類

種類の目安です。刃長はおおよそ、打刀が六十センチ以上、脇差が三十〜六十センチ、短刀が三十センチまでです。境界の表し方には資料差があり、厳密な判定表ではありません。薙刀・長巻・稽古道具も含めています。
| 名前 | 読み | どんな刀・どの部分か |
|---|---|---|
| 直刀 | ちょくとう | 反りがほとんどない、まっすぐな刀です。古い時代の刀として書くと、後世の反った刀との姿の違いを示せます。 |
| 蕨手刀 | わらびてとう | 柄の先が、芽を出した蕨のように巻いた古代の刀です。柄の輪郭を描くと、独特な古風さを添えられます。 |
| 太刀 | たち | 刃を下に向け、腰からつり下げて佩く刀です。長い鞘が腰の下で揺れると書くと、装いまで想像できます。 |
| 大太刀 | おおだち | 通常の太刀よりも長大な刀で、寸法の区切りには幅があります。大振りな姿を書くと、持ち物の存在感が出ます。 |
| 打刀 | うちがたな | 刃を上に向け、帯に差して身につける刀です。帯からのぞく柄を書くと、推しの腰回りの装いが伝わります。 |
| 脇差 | わきざし | 刀と短刀の中間ほどの長さで、帯に差す刀です。長い刀と並べて書くと、大小を身につけた姿が伝わります。 |
| 短刀 | たんとう | 刃長がおおよそ三十センチまでの短い刀です。短い鞘を大切に包む描写にすると、身近な持ち物として描けます。 |
| 小太刀 | こだち | 太刀のうち小振りなものを指し、脇差とは分類の観点が異なります。短い太刀と補うと、姿が伝わりやすいです。 |
| 薙刀 | なぎなた | 長い柄の先に、反りのある刀身を付けた武器です。柄の長さまで書くと、腰に差す刀との違いを表せます。 |
| 長巻 | ながまき | 長い刀身に長い柄を付けた武器で、薙刀との区別には幅があります。柄も長いと補うと、全体像を示せます。 |
| 剣 | つるぎ | ここでは、左右に刃を持つまっすぐな刀身の武器を指します。両刃と書き添えると、片刃の刀と区別できます。 |
| 懐刀 | ふところがたな | 懐に入れて携える小さな刀で、頼りになる側近の比喩にも使います。道具なら短い鞘を添えると明確です。 |
| 合口 | あいくち | 鍔がなく、柄と鞘の口が接する外装や、その短刀を指します。鍔のない姿を書くと、すっきりした輪郭が出ます。 |
| 刀子 | とうす | 古代に使われた小形の刃物で、日常の道具としての性格もあります。小さな道具と補うと、時代の暮らしを描けます。 |
| 木刀 | ぼくとう | 刀の形を木で作ったもので、稽古などに使われます。木目や使い込まれた柄を書くと、鍛錬の日々を表せます。 |
| 竹刀 | しない | 剣道などの稽古に使う、竹を組み合わせた道具です。竹の音を地の文に添えると、稽古場の様子が伝わります。 |
| 竹光 | たけみつ | 竹などで作り、刀のように見せたものです。見かけとの違いが分かる場面に置くと、意外性を描けます。 |
刀身の部位

位置の名前に加え、模様や長さを表す語もまとめています。茎や目釘穴は、柄を付けた通常の姿では見えません。部位の確認のために分解を勧めるものではありません。
| 名前 | 読み | どんな刀・どの部分か |
|---|---|---|
| 刀身 | とうしん | 刀のうち、鞘に収まる本体を指す言葉です。光を受ける刀身と書くと、柄などの外装とは違う部分を示せます。 |
| 切先 | きっさき | 刀身の先端の部分で、鋒とも書きます。切先がわずかに揺れると書くと、構えの中にある迷いを表せます。 |
| 物打ち | ものうち | 刀身の先寄りにある、切る際に主に働く部分を指します。物打ちの傷を書くと、刀を使ってきた時間を表せます。 |
| 鎬 | しのぎ | 刀身の側面で、刃と棟の間に立つ稜線です。鎬に光が沿うと書くと、刀身の立体的な形を伝えられます。 |
| 棟 | むね | 刀身の刃とは反対側にある背の部分で、峰とも呼びます。棟の輪郭を書くと、刃の向きを描き分けられます。 |
| 刃文 | はもん | 焼き入れによって刀身に現れる、焼き刃の模様です。刃文を見つめると書くと、刀を眺める静かな時間が出ます。 |
| 地鉄 | じがね | 刀の地の鋼や、そこに現れる肌合いを指す言葉です。地鉄の細かな模様を書くと、金属の質感に奥行きが出ます。 |
| 樋 | ひ | 刀身に沿って設けられた細長い溝です。樋に影が落ちると書くと、平らな面だけではない形を描けます。 |
| 茎 | なかご | 刀身のうち、柄の内側に収まる部分です。普段は見えない茎に触れる説明を置くと、刀の内部まで語れます。 |
| 目釘穴 | めくぎあな | 刀身を柄に留める目釘を通すための穴です。茎の目釘穴と書くと、外から見えない構造を区別できます。 |
| 銘 | めい | 刀では、茎などに刻まれた製作者や製作年などの文字を指します。銘を確かめる場面で、来歴への関心を描けます。 |
| 反り | そり | 刀身の曲がり具合や、その深さを表す言葉です。反りが浅いと書くと、刀全体の輪郭を短く説明できます。 |
| 横手 | よこて | 刀身の切先と、その下の部分を区切る線です。横手を境に光が変わると書くと、先端の形を描き分けられます。 |
| 平地 | ひらじ | 鎬造の刀で、鎬から刃先にかけての面を指します。平地の肌を描くと、刀身のどの面を見たか伝わります。 |
| 鎬地 | しのぎじ | 刀身の鎬から棟までの間にある面です。鎬地に映る明かりを書くと、刃側とは違う面の光を描けます。 |
| 刃区 | はまち | 刀身と茎の境にある、刃側のくぼみです。刃区と位置を示すと、刀の根元についての説明を具体化できます。 |
| 棟区 | むねまち | 刀身と茎の境にある、棟側のくぼみです。棟区を起点に書くと、刃側の刃区と位置を取り違えずに済みます。 |
| 刃長 | はちょう | 切先から棟区までを直線で測った長さで、柄は含みません。刃長と明記すると、刀全体の長さと区別できます。 |
拵え(外装)の部位

外装全体と、その部品・素材の名前です。すべての拵えに、ここに挙げた部品がそろうわけではありません。栗形は、くりがたとも読みます。
| 名前 | 読み | どんな刀・どの部分か |
|---|---|---|
| 拵え | こしらえ | 刀身に取り付ける柄や鞘など、外装全体を指します。黒を基調とした拵えと書くと、持ち物の印象がまとまります。 |
| 柄 | つか | 刀を持つための握りの部分で、内側には茎が収まります。柄の色や手触りを書くと、手元の描写を具体化できます。 |
| 柄巻 | つかまき | 刀の柄に糸や革などを巻くことや、その巻いた部分です。擦れた柄巻と書くと、使い込んだ様子が伝わります。 |
| 柄糸 | つかいと | 刀の柄を巻くための糸や組みひもです。柄糸の色を一つ決めると、推しの持つ刀を見分ける目印になります。 |
| 鍔 | つば | 柄と刀身の境に付ける、手を守るための金具です。鍔の形や透かし模様を書くと、手元に個性を添えられます。 |
| 鞘 | さや | 刀身を収めて覆う外装の部分です。鞘の塗りや傷を書くと、抜かれていない刀にも持ち主の時間を表せます。 |
| 鯉口 | こいぐち | 刀の鞘の口や、その部分の補強を指す言葉です。鯉口の近くに指が止まると書くと、抜く前の間を描けます。 |
| 栗形 | くりかた | 鞘の側面に付け、下緒を通すための穴を持つ部分です。栗形に掛かるひもを書くと、外装の細部を示せます。 |
| 下緒 | さげお | 鞘の栗形に通すひもで、帯に結び付けるなどして使います。下緒の色を書くと、鞘まわりに差し色を添えられます。 |
| 縁頭 | ふちがしら | 柄の鍔寄りに付く縁と、末端に付く頭をまとめた呼び名です。そろいの模様と書くと、外装の統一感が出ます。 |
| 目貫 | めぬき | 柄に付ける装飾金具で、目釘とは区別します。柄巻の間からのぞく目貫を書くと、手元の小さな意匠が伝わります。 |
| 鎺 | はばき | 刀身の根元にはめ、鞘に収めた刀を安定させる金具です。鎺の色を添えると、刀と鞘の境目を描けます。 |
| 切羽 | せっぱ | 鍔の両側などに添えて、外装のがたつきを抑える薄い金具です。切羽まで色をそろえると、細部への好みが出ます。 |
| 鐺 | こじり | 鞘の先端や、その先端を保護する金具を指します。鐺が床に近いと書くと、鞘の長さや位置を表せます。 |
| 笄 | こうがい | 刀の鞘に添える、髪を整えるための細長い道具です。笄の飾りに目を留めると、外装を見る場面に細部が加わります。 |
| 目釘 | めくぎ | 柄と茎を通して、刀身が抜けないように留めるものです。目釘という名を添えると、飾りの目貫と区別できます。 |
| 鮫皮 | さめがわ | 柄などを覆う、粒状の突起がある皮で、エイの皮も含みます。粒の感触を書くと、柄の質感を表せます。 |
| 白鞘 | しらさや | 塗りなどの装飾を施さない、白木の鞘や柄を備えた外装です。白木の色を書くと、飾った拵えとの違いが出ます。 |
刃文と姿の言葉

刃文・反り・切先・造り込み・製作時期を探す分類です。同じ刀に複数の特徴が重なります。時代区分は資料で境界が分かれ、姿だけで年代は決まりません。
| 名前 | 読み | どんな刀・どの部分か |
|---|---|---|
| 直刃 | すぐは | ほぼ直線状に続く刃文で、わずかな揺らぎを含むものもあります。静かな線として書くと、端正な印象が出ます。 |
| 乱れ刃 | みだれば | 直線状ではなく、形が変化する刃文の総称です。乱れ刃が光ると書くと、刀身に動きのある模様を添えられます。 |
| 互の目 | ぐのめ | 丸みのある山形などが続く刃文で、形には変化があります。連なる山の形を書くと、刃文の調子を表せます。 |
| 丁子乱れ | ちょうじみだれ | 植物の丁子のつぼみを並べたような形の刃文です。ふくらみが連なると書くと、華やかな模様を想像できます。 |
| 湾れ | のたれ | ゆったりした波のようにうねる刃文です。大きく緩やかな波と書き添えると、細かな乱れとの違いが伝わります。 |
| 皆焼 | ひたつら | 刃の近くだけでなく、地の部分などにも焼きが広がる様子です。点在する模様を書くと、複雑な刀身を描けます。 |
| 腰反り | こしぞり | 刀身の反りの中心が、中央より柄に近い側にある姿です。根元寄りで曲がると補うと、輪郭を想像しやすいです。 |
| 先反り | さきぞり | 刀身の先のほうにも反りが目立つ姿を指します。先寄りの曲線を描くと、腰反りとは異なる輪郭を表せます。 |
| 鳥居反り | とりいぞり | 刀身の反りの中心が、おおむね中央にある姿です。中央から緩やかに反ると書くと、全体の輪郭が伝わります。 |
| 内反り | うちぞり | 棟側ではなく、刃側へ向かって曲がる反り方です。刃側へわずかに傾くと書くと、通常の反りと区別できます。 |
| 大切先 | おおきっさき | 刀身の先端である切先が、大きく長く伸びた姿です。大切先の輪郭を描くと、刀の先まで存在感を持たせられます。 |
| 小切先 | こきっさき | 刀身に対して、切先が小さくまとまった姿です。小切先と細身の輪郭を添えると、繊細な見た目を描けます。 |
| 鎬造 | しのぎづくり | 刀身の側面に鎬を立てた、代表的な造り込みです。鎬造と面の光を組み合わせると、立体的な形を示せます。 |
| 平造 | ひらづくり | 刀身の側面に鎬を立てない造り込みで、短刀によく見られます。広い面の光を書くと、形の違いを描けます。 |
| 古刀 | ことう | 刀の時代区分で、おおむね慶長より前の刀を指します。古刀を受け継いだと書くと、持ち物に長い来歴が出ます。 |
| 新刀 | しんとう | 刀の時代区分で、慶長以後の刀を指す呼び名です。新々刀と分ける場合もあり、年代を添えると設定が明確です。 |
| 新々刀 | しんしんとう | 江戸後期の刀を指す区分で、始まりの時期は資料で異なります。江戸後期の作と添えると、年代の幅を示せます。 |
| 現代刀 | げんだいとう | 刀の時代区分では、明治の廃刀令以後の刀を指す呼び名です。製作年代を添えると、最近の刀だけとの誤解を防げます。 |
構えと技の言葉
流派や時代によって呼び名・構え・所作が違います。ここでは見た目や動きの大まかな意味だけを扱います。正眼は中段の呼び名としてまとめ、技の実行手順は示しません。
| 名前 | 読み | どんな刀・どの部分か |
|---|---|---|
| 正眼 | せいがん | 剣先を前へ向ける構えで、中段とも呼ばれます。正眼のまま動かないと書くと、相手を待つ緊張感を描けます。 |
| 上段 | じょうだん | 刀を頭上へ構える姿を指し、細かな形は流派などで異なります。高く構えた刀を書くと、気迫の強さを表せます。 |
| 下段 | げだん | 剣先を低く構える姿を指します。低い位置にとどまる切先を書くと、静かに様子をうかがう場面に使えます。 |
| 八相 | はっそう | 刀を肩の近くで立てる構えで、八双とも書きます。肩に近い柄の位置を書くと、正面の構えと描き分けられます。 |
| 脇構え | わきがまえ | 刀を体の脇へ引き、剣先を後方に向ける構えです。後ろに隠れる刀身を書くと、見えにくい刀の緊張感が出ます。 |
| 居合 | いあい | 刀を抜く動作と結び付いた技を中心とする武術です。居合を学ぶと書くと、推しの修練の方向を示せます。 |
| 抜刀 | ばっとう | 刀を鞘から抜くことです。抜刀したまま言葉を交わすと書くと、会話の間にも続く警戒を表せます。 |
| 抜き打ち | ぬきうち | 刀を抜く動きに続けて打つことを指します。抜き打ちの一瞬と書くと、急な場面の変化を短く表せます。 |
| 袈裟斬り | けさぎり | 斜め上から下へ向かう斬り方を指す言葉です。袈裟斬りの軌跡と書くと、動きの方向を短く示せます。 |
| 逆袈裟 | ぎゃくけさ | 袈裟斬りとは逆に、斜め下から上へ向かう動きを指します。立ち上がる軌跡として書くと、方向を表せます。 |
| 突き | つき | 刀などの先端を前へ出す動きを指す言葉です。突きの直前で止まると書くと、張り詰めた一瞬を描けます。 |
| 鍔迫り合い | つばぜりあい | 互いの鍔が接するほど近づいて競り合うことです。近い距離で視線が合うと書くと、対峙する緊張感が出ます。 |
| 残心 | ざんしん | 技の後も心身の備えを保つことを指し、意味の幅は流派などで異なります。残心を書くと、続く警戒を表せます。 |
| 血振り | ちぶり | 居合などで、刀の血を払う意味を持つ所作です。血振りの後の静けさを書くと、一連の動きの区切りが出ます。 |
| 納刀 | のうとう | 刀を鞘に収めることで、所作は流派などで異なります。納刀の後に息をつくと書くと、緊張が緩む場面になります。 |
刀に関わる人と言葉
職人、身につけ方、刀の呼び方をまとめています。刀工と刀鍛冶のような同義語も含みます。佩刀は刀一般を帯びる意味にも使うため、太刀だけに限りません。
| 名前 | 読み | どんな刀・どの部分か |
|---|---|---|
| 刀工 | とうこう | 刀を作ることを専門とする人です。刀工に会いに行くと書くと、刀を作る仕事に関わる場面だと伝わります。 |
| 刀鍛冶 | かたなかじ | 鉄を鍛えて刀を作る職人で、刀工とも呼びます。刀鍛冶の仕事場と書くと、推しの職業や暮らしを示せます。 |
| 研師 | とぎし | 刀剣などを研ぐことを仕事とする人です。研師に刀を預けると書くと、手入れを支える仕事との関係が出ます。 |
| 鞘師 | さやし | 刀を収める鞘を作る職人です。鞘師と仕上がりを相談する場面にすると、外装へのこだわりを描けます。 |
| 柄巻師 | つかまきし | 刀の柄に糸や革などを巻く仕事をする職人です。柄巻師に色を伝えると書くと、手元の装いへの好みが出ます。 |
| 帯刀 | たいとう | 刀を腰に帯びることや、その刀を指します。帯刀したまま訪ねると書くと、訪問時の装いが具体的になります。 |
| 佩刀 | はいとう | 刀を腰に帯びること、または身につけた刀を指します。佩刀を預けると書くと、携えた刀を話題にできます。 |
| 差料 | さしりょう | 自分が腰に差して使うための刀を指します。長年の差料と書くと、飾りではない身近な持ち物として描けます。 |
| 大小 | だいしょう | 刀の話では、長い刀と脇差を組にしたものを指します。大小をそろえると書くと、二振りの組合せが伝わります。 |
| 二本差し | にほんざし | 刀と脇差の二振りを腰に差すことや、その姿を指します。二本差しの影を書くと、腰回りの輪郭を表せます。 |
| 銘刀 | めいとう | 刀工の銘が刻まれている刀を指します。銘刀と書く場合は刻まれた文字に触れると、名刀との違いが伝わります。 |
| 名刀 | めいとう | 優れた刀や、名高い刀を指す言葉です。名刀と呼ばれていると書くと、その刀への周囲の評価を示せます。 |
| 無銘 | むめい | 製作者の銘が記されていないことです。無銘の刀を大切にすると書くと、名声とは別の愛着を描けます。 |
| 在銘 | ざいめい | 刀などに製作者の銘が記されていることです。在銘と明記すると、銘の有無を示せますが、真偽までは決まりません。 |
| 守り刀 | まもりがたな | 身を守るために身につける短刀などを指します。守り刀を離さないと書くと、身近な備えへの思いを表せます。 |
| 真剣 | しんけん | 木刀や竹刀などに対して、本物の刀を指す言葉です。真剣を前に黙ると書くと、道具を前にした緊張が伝わります。 |
地の文で使う、刀の動き
三列目では、どんな場面・気持ちで使われやすいかを説明します。気持ちは創作上の例で、その動きだけで決まるものではありません。正式な型の手順ではありません。
| 動き | 読み | 使われやすい場面 |
|---|---|---|
| 鯉口を切る | こいぐちをきる | 刀を少し抜き、鞘とのかみ合わせを緩める動きです。言葉を止めて鯉口を切ると書くと、警戒の高まりが出ます。 |
| 柄に手をかける | つかにてをかける | 刀を抜く前に、柄へ手を置く動きです。問いかけながら柄に手をかけると書くと、会話の中に緊張が生まれます。 |
| 柄から手を離す | つかからてをはなす | 柄に置いていた手を離す動きです。返事を聞いて手を離すと書くと、警戒が少し緩んだ様子を表せます。 |
| 鞘を払う | さやをはらう | 刀を鞘から抜き放つ様子を表す言い回しです。沈黙の後に鞘を払うと書くと、場面が動き出す勢いが出ます。 |
| 刃を返す | はをかえす | 刀の刃の向きを変える動きです。刃を返したときの光を書くと、姿勢の変化を視覚的に伝えられます。 |
| 刀を引く | かたなをひく | 前へ出していた刀を手元へ戻す動きです。相手の言葉で刀を引くと書くと、ためらいや譲歩を描けます。 |
| 切先を下げる | きっさきをさげる | 刀の先端を低い位置へ移す動きです。黙って切先を下げると書くと、言葉にしない気持ちの変化を表せます。 |
| 刀を構え直す | かたなをかまえなおす | いったん取った刀の構えを改める動きです。息を整えて構え直すと書くと、気持ちを立て直す場面になります。 |
| 刀を下ろす | かたなをおろす | 持ち上げていた刀を低い位置へ移す動きです。ゆっくり刀を下ろすと書くと、決断までの間を描けます。 |
| 鍔に指を添える | つばにゆびをそえる | 刀の鍔へ指を軽く置く仕草です。考えながら鍔に指を添えると書くと、手元の小さな癖を描けます。 |
| 鞘を押さえる | さやをおさえる | 動かないように鞘へ手を添える仕草です。人混みで鞘を押さえると書くと、周囲への気配りを表せます。 |
| 鞘ごと刀を抱える | さやごとかたなをかかえる | 抜かずに、鞘に入れた刀を腕の中に抱く動きです。鞘ごと抱えて待つと書くと、刀を大切にする様子が出ます。 |
| 刀を帯から外す | かたなをおびからはずす | 帯に差していた刀を取り外す動きです。座る前に刀を帯から外すと書くと、場所に合わせた動作を描けます。 |
| 刀を傍らに置く | かたなをかたわらにおく | 持っていた刀を自分のそばへ置く動きです。話し始める前に置くと書くと、座る場面への切り替わりが出ます。 |
| 刀を差し出す | かたなをさしだす | 刀を相手のほうへ出す動きです。鞘に収めた刀を差し出すと書くと、託す気持ちや受け渡しの場面を描けます。 |
| 下緒を結び直す | さげおをむすびなおす | 鞘に付いたひもの結び方を整える動きです。待ちながら下緒を結び直すと書くと、落ち着かない手元を描けます。 |
| 鞘が衣に触れる | さやがころもにふれる | 身につけた鞘が衣服に当たる様子です。歩くたびに鞘が衣に触れると書くと、刀のある装いに動きが出ます。 |
| 刃文に光が走る | はもんにひかりがはしる | 刀の角度などが変わり、刃文が明るく見える様子です。一瞬だけ光が走ると書くと、静かな場面の視線を導けます。 |
このページで扱わないもの
実在の名刀や刀工の個別の名前、版権作品に登場する刀、実在の人物名を借りた設定は扱いません。刀の作り方の手順、現代の法律上の所持・登録の手続き、人を傷つける方法の具体的な指南も載せていません。
技の名前は、創作で姿や動きの方向を伝えるための語として扱っています。身体のどこを狙うか、どの順番で動けば有効かという説明には踏み込みません。
言葉の選び方と、このページの限界
伝統的な名前・専門用語・意味に幅がある語は、独立した二つ以上の資料で確かめ、説明を書き下ろしています。分類は場面から探すためのものです。合口は外装の呼び名でもあり、刀工と刀鍛冶は同じ仕事を指します。語数は同義語や動きも含む表の行数です。
刃長の区分はおおよその目安です。大太刀の寸法や新々刀の時期、構えや所作の呼び名には資料・流派による違いがあります。古い刀を後の時代に使うこともあるため、製作時期と物語の時代は分けて考えます。
当サイトは刀剣や武道の専門機関ではありません。特定の時代・流派を再現するときは、その時代や流派の資料で確かめてください。動きから気持ちが一つに決まるわけではなく、描写の印象は前後の会話によって変わります。