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AIキャラチャットの会話は見られる?91社の利用規約で危険性を確かめた

「AIとの会話が誰かに見られていないか」「このアプリは危険ではないか」。 いちばん多い不安がこれです。そこで 91 社の利用規約とプライバシーポリシーを 最初から最後まで読み、会話の扱いについて何が書いてあり、何が書かれていないかを 並べました。判定にはすべて原文を引用し、確認日を添えています。

広告表示一部のサービスは提携先です。提携の有無は情報公開スコアにも掲載順にも影響しません。
目次
  1. 結論:会話が他のユーザーに公開される仕組みは見つからなかった
  2. AIキャラチャットは危険?「安全かどうか」と「書いてあるかどうか」は別の話
  3. 会社名は書くのに会話の扱いは書かない:91社の6軸を比較
  4. AIチャットの会話は学習に使われる?止められるのは91社中4社
  5. センシティブな会話はどこまで許される?規約の「どこまで」を読み解く
  6. AIキャラチャットは何歳から使える?91社の年齢制限を並べた
  7. 「zetaの会話は見られる」で調べている人が多い理由
  8. AIキャラチャットの会話はどこの会社に渡るのか(送信先の一覧)
  9. 退会したら会話履歴は消える?削除の記載があるサービスとないサービス
  10. 情報公開スコアはどう散らばっているか
  11. 91社の判定一覧(6軸・12点満点)

結論:会話が他のユーザーに公開される仕組みは見つからなかった

会話そのものを他のユーザーやキャラクターの作成者に公開する仕組みを持つサービスは、 調べた範囲でありませんでした。その意味では、多くの人が心配していることは起きていません。

ただし「見えません」とはっきり書いている会社は、91社中 7社だけです。 残りは書いていないのであって、見えないと約束しているわけではありません。 当サイトが評価しているのは、この「書いてあるかどうか」の差です。

なお自分で作ったキャラクターを「公開」設定にすると、キャラクターの設定は他の人から見えます。 これは会話の中身とは別の話なので、混同しないでください。

AIキャラチャットは危険?「安全かどうか」と「書いてあるかどうか」は別の話

検索されている言葉でいちばん多いのは「危険性」「安全性」です。 ただ、あるサービスが安全かどうかを外部から証明することはできません。 サーバーの中で何が起きているかは、運営会社しか知り得ないからです。

そこで当サイトが見ているのは、誰でも同じ手順で確認できることだけです。 つまり「会話をどう扱うと公開文書に書いてあるか」に絞りました。

この記事でわかること

会話が他のユーザーやキャラクターの作成者に見えるかAIの学習に使われるかやめるときに消せるかを、 91社ぶん規約から拾って並べています。

料金や無料枠の比較は無料でどこまで使えるか、 判定の基準は判定基準にまとめました。

ここで誤解のないように書いておきます。 規約に書いていないことは、そのサービスが危険だという意味ではありません。 書く欄がなかっただけ、という場合も多いはずです。

ただし書かれていなければ、あとで想定と違うことが起きたときに 「そういう約束ではなかった」とは言えません。 だからこそ当サイトは、記載の有無だけを淡々と記録しています。

会社名は書くのに会話の扱いは書かない:91社の6軸を比較

91社を6つの軸で判定したところ、はっきりした偏りが出ました。

◎ 明記あり / ○ 一部のみ / △ 記載を確認できず
他人から見えるか◎7 ○47 △37
運営の取扱い◎4 ○59 △27
運営元◎24 ○58 △9
年齢確認◎5 ○67 △18
退会と削除◎31 ○47 △11
課金の明瞭さ◎8 ○61 △18

いちばん検索されている問い(会話が他人から見えるか)が、いちばん書かれていません。 会社の所在地や代表者名は24社が明記しているのに、 会話の閲覧範囲を明記している会社は7社です。

これは各社が隠しているという意味ではないでしょう。 日本の利用規約のひな形に、そもそも「会話が誰に見えるか」を書く欄が無い。 構造的な理由のほうが大きいと考えています。実際、国産の複数社は 解約条項や未成年条項までほぼ同一の法務テンプレートを使っていました。

AIチャットの会話は学習に使われる?止められるのは91社中4社

「入力した内容がAIの学習に使われるのではないか」も、よく聞かれる不安です。

学習に使うかどうかは、多くの会社が何らかの形で触れています。しかし 「使わないでほしい」と利用者側から止められる手段まで用意している会社は、 91社中 4社でした。

学習に使うと書いてあること自体は、悪いことではありません。 むしろ書いていない会社のほうが、何が起きているか分かりません。 当サイトが評価しているのは「書いてあるか」であって「使っているか」ではありません。

センシティブな会話はどこまで許される?規約の「どこまで」を読み解く

結論から書くと、線引きを規約に具体的に書いているサービスはほとんどありません。 どこまで許されるかは、実際に試すまで分からないのが現状です。

当サイトが原文で確認できた範囲では、書き方は3つに分かれました。

最も多いのは、そのどれでもなく「何も書いていない」でした。 この場合、どこまで許されるかは実際に試すまで分かりません。 規約に書かれていない以上、あとからフィルタが強くなっても、それを約束違反とは言えません。

なおアプリストアのレーティングと規約の記載が食い違って見えるサービスが複数ありました。 規約はポルノ的な内容を禁止しているのに、ストアの表示は成人向けのテーマを含むとされている、といった形です。 どちらが実態かは当サイトでは判断できないため、両方をそのまま個別ページに記録しました。

AIキャラチャットは何歳から使える?91社の年齢制限を並べた

13歳から19歳まで、各社でまったく違います。 そして33社は、何歳から使えるのかを規約から確認できません。

同じ「AIキャラチャット」でも、規約上の前提はここまで開いています。

規約に書かれた年齢社数サービス
19歳以上2社ベイビーチャット/ブルミ
18歳以上25社アイマ/AOi/Backyard.ai/Blush/Candy AI/ChatFAI/Chub AI/クラッシAI/CrushOn AI/ドキチャット/EVA AI/フロゼ/HoneyChat/Janitor AI/Kindroid/LOVERSE/メルトチャット/Muah.AI/Nomi AI/Paradot/PepHop AI/ポリバズ/Replika/Saylo/tokimeki.chat
17歳以上1社リンキー
16歳以上4社Emochi/フィーリンAI/フライ/MooX
15歳以上2社Talelynx/ゼッター
14歳以上10社アニマイ/ブルーム/チャチャ/ハイズ/インクチャット/メルティング/ネオナ/Talkie AI/ティキタ/ゼタ
13歳以上14社ビモビモ/ケーブダック/character.ai/フォクシーユー/Joyland.AI/リズリス/めろ/ミライマインド/モグチャット/NAMOAI Chat/キュン/Stipop/シンクラブ/Yollo AI
記載を確認できず33社アイミー/エアフレンド/Anima AI/Botify AI/Chai AI/コトモ/デイズAI/DigitalDream/ドルスタ/FANZAキャラチャット/話聞くよおじさん/いもうとーく/キャラぷ/レノアス/ラブリンクス/メローズ/ミメル/モフレ/モモモロ/にじげんカノジョ/ONCE/オズチャット/ペタ/プレイトゥーン/ラビダビ/ルビー/セイイン/SELF/SpicyChat AI/Stella/ストーリーエンジン/ウィフ/よりそいAI

この表は「規約に何歳と書いてあるか」であって「確認しているか」ではありません。 当サイトが調べた範囲では、生年月日の入力を求めるサービスはあっても、 書類などで年齢を確認する仕組みを備えていると明記しているサービスはごく少数でした。

「記載を確認できず」の中身には、国産サービスに共通する事情があります。 日本の利用規約のひな形は「未成年者は法定代理人の同意を得てください」と書く形が多く、 これは同意の要否であって年齢の下限ではありません。 そのため何歳から使えるのかが、どこにも書かれない状態が生まれます。

「zetaの会話は見られる」で調べている人が多い理由

この不安は、特定のサービス名と一緒に検索されています。 当サイトがキーワードを調べたところ、「会話が見られるか」を心配する検索の大半が、 利用者数の多い1つのサービスに集中していました。

理由は単純で、使っている人が多いサービスほど、心配する人も多いからです。 そのサービスが他より危ういという意味ではありません。

実際に規約を読むと、利用者数の多いサービスほど文書が整っている傾向がありました。 当サイトの判定でも、上位に並ぶのは名前の知られたサービスです。 一方で新しく出てきたサービスには、会社名すら書かれていないものもあります。

各サービスがどう書いているかは、以下の一覧から個別ページへ進んでご確認ください。 判定の根拠になった条文を、原文のまま引用しています。

AIキャラチャットの会話はどこの会社に渡るのか(送信先の一覧)

AIキャラチャットの多くは、応答の生成を外部のAI事業者に任せています。 つまり入力した文章は、そのアプリの会社だけでなく、AIを提供している会社にも渡っているわけです。

この送信先を実名で書いている会社は限られました。 以下は当サイトが原文で確認できたものだけを並べています。

ここに名前が無い会社が「外部に渡していない」という意味ではありません。 書いていないだけの場合もあるでしょう。当サイトは確認できたことだけを載せています。

退会したら会話履歴は消える?削除の記載があるサービスとないサービス

両方を書いている会社は91社中31社ありました。 6つの軸のなかでは比較的よく書かれているほうです。

当サイトが見ているのは、退会の手順と、退会後にデータがどうなるかの両方が書かれているかどうか。 この2つが揃っている場合だけを◎としました。

具体的には、こういう差が出ています。

一方で「当社所定の方法で通知することにより解約できます」としか書かれていない会社も 多くありました。この書き方だと、どこから退会するのかは規約からは分かりません。

こうした条件は使い始める前には気づきにくく、やめるときに初めて効いてきます。 各社の記載は個別ページに原文で引用しました。

情報公開スコアはどう散らばっているか

各社がどのくらい書いているのかを、点数の分布で示します。 高い点が少なく、中間に集まっているのがこのジャンルの実情です。

10点1
9点2
8点6
7点23
6点22
5点10
4点12
3点7
2点3
1点3
0点2

91社の平均は12点中5.5点。満点はまだありません。

91社の判定一覧(6軸・12点満点)

◎=明記あり(2点)/○=一部のみ(1点)/△=記載を確認できず(0点)。 △は「そのサービスが危険」ではなく「当方が公開文書から確認できなかった」という意味です。 各判定の根拠になった原文と出典URLは、サービス個別ページに掲載しています。

明記あり(2点)一部のみ(1点)記載を確認できず(0点)未評価
サービス公開範囲AI学習運営元年齢制限退会削除課金条件合計
ゼタ6/12
にじげんカノジョ4/12
SpicyChat AI8/12
Candy AI7/12
ケーブダック7/12
デイズAI7/12
EVA AI7/12
Janitor AI7/12
ビモビモ6/12
ミライマインド6/12
ポリバズ6/12
シンクラブ6/12
コトモ5/12
Saylo5/12
character.ai4/12
キャラぷ4/12
ラビダビ4/12
ドキチャット8/12
アイマ7/12
クラッシAI7/12
リズリス7/12
ミメル7/12
Paradot7/12
エアフレンド6/12
ブルミ6/12
CrushOn AI6/12
リンキー6/12
ウィフ6/12
ゼッター10/12
Chai AI6/12
Anima AI5/12
Yollo AI9/12
Kindroid8/12
Replika7/12
Talelynx7/12
チャチャ6/12
Chub AI6/12
Emochi6/12
Nomi AI6/12
Stipop6/12
アイミー5/12
フライ5/12
LOVERSE5/12
Talkie AI5/12
よりそいAI5/12
Backyard.ai4/12
話聞くよおじさん3/12
NAMOAI Chat9/12
インクチャット8/12
メルトチャット8/12
ネオナ8/12
フロゼ7/12
ハイズ7/12
ティキタ7/12
メローズ6/12
プレイトゥーン6/12
tokimeki.chat5/12
HoneyChat4/12
MooX4/12
ベイビーチャット7/12
オズチャット7/12
ストーリーエンジン5/12
FANZAキャラチャット4/12
ルビー3/12
Muah.AI2/12
アニマイ6/12
Joyland.AI6/12
ChatFAI3/12
ラブリンクス3/12
モフレ3/12
PepHop AI3/12
セイイン3/12
いもうとーく2/12
ブルーム7/12
Blush7/12
メルティング7/12
めろ7/12
モモモロ7/12
キュン7/12
AOi6/12
フォクシーユー6/12
Stella4/12
フィーリンAI2/12
レノアス0/12
モグチャット4/12
SELF4/12
Botify AI1/12
DigitalDream1/12
ドルスタ1/12
ペタ0/12
ONCE4/12
この順位はどう決めているか(判定基準の全文)

評価しているのは「安全かどうか」ではなく「何をどこまで公開しているか」です。安全性そのものは外部から断定できませんが、公開文書に書いてあるか否かは誰でも同じ手順で確認できます。判定にはすべて原文と確認日を添えました。

◎(2点)の条件
01他人から見えるかキャラの作成者や他のユーザーから会話が見えるかが明記されている(見える/見えないのどちらでも、明記されていれば◎)
02運営の取扱い運営が会話を見る条件と、AIの学習に使うかが明記され、かつ学習を止める手段が示されている
03運営元法人格・所在国・代表者・問い合わせ手段がすべて確認できる
04年齢確認年齢制限が明示され、確認手段が実装されている
05退会と削除退会手順と、退会後にデータがどうなるかが明記されている
06課金の明瞭さ無料枠の範囲・自動更新の有無・解約手順がすべて明示されている
「未評価」は低評価ではありません。まだ判定を終えていないという意味です。またアプリ内からしか開けない規約は現在の判定に含めていません(実機で取得し直しています)。
調査・執筆・監修植田 大貴株式会社アルバト 代表取締役/Webマーケティング
最終更新 2026-09-21判定基準 v1(6軸・12点)