zetaのプロットに書く話し方と声の言葉を、10分類・141語まとめました
口調の欄に語尾の例を並べたけれど、キャラの話し方がまだ決まらない。そんなときに使う言葉を集めました。zetaの公開プロット1,232件の集計では、一人称の欄で「俺・私・僕」が多く、独立した「声」の欄はほとんど見つかりませんでした。一人称・二人称・呼び方・口調・語尾・口癖・声を、読みつきで並べています。集め方と数え方は下の表に添えました。
目次
先に結論。口調は「形容1語+語尾の例2〜3個」、声は1行足す
口調は「ぶっきらぼう。『〜だろ』『〜しろ』」のように、形容する言葉と語尾の例を組にして書きます。同じ語尾でも、返事の短さや話す速さを添えると、思い描く話し方を具体的にできます。
一人称・二人称が変わるなら、「仕事の説明では私、昔からの友人には僕」「初対面ではあなた、仲間になってからは名前」のように、相手や場面ごとの条件を添えます。ここにある例文は、書き方を示すために作ったものです。
声は、容姿か口調の近くに「声は低めで、離れた相手にもよく届く」のような1行を足せます。プロットに書いた指定が、トークで必ずそのまま再現されるわけではありません。
敬語の言い回しは敬語の言葉、性格を決める言葉は性格・ギャップなどの言葉から選べます。
zetaの公開プロット1,232件では、話し方がどう書かれていたか
2026年10月4日に集めた公開プロット1,232件のうち、設定文が公開されていた1,591人を分母に、欄を設けていたキャラを数えました。右の列は欄に書かれていた値を数えたもので、1人が複数の値を書いている場合があります。
| 欄の名前 | 書いていたキャラ数 | 多かった値 |
|---|---|---|
| 一人称 | 507人(31.9%) | 俺213件、私164件、僕46件、あたし14件、わたくし9件、うち7件 |
| 二人称 | 336人(21.1%) | ユーザー95件、お前53件、呼び捨て41件、君29件、あなた28件、あんた17件 |
| 口調 | 231人(14.5%) | 語尾の値では、だろ22件、だね15件、だな14件、だよ10件 |
| 話し方 | 25人(1.6%) | 語尾の値では、でしょ6件、だよね5件、だよ4件、だろ3件 |
| 声 | 1人(0.1%) | 高さと穏やかさに触れる値があった |
口調・話し方・喋り方の欄は合わせて258件あり、語尾や台詞の例を含むものは126件、形容する語を含むものは123件でした。この二つは別々に数えたもので、互いに重ならない分類ではありません。
欄に限らず設定文のどこかに出てきた語では、「敬語」が132人、「毒舌」が46人、「無口」が42人、「淡々」が29人、「寡黙」が21人、「飄々」が19人、「ぶっきらぼう」が18人。「口数が少ない」「舌足らず」「たどたどしい」「単刀直入」はいずれも0人でした。意味の近い言葉や別表記までは合算していません。「穏やか」「冷たい」「丁寧」は性格にも使えるため、話し方の人数として紹介していません。
声に関わる文字列は、設定文全体では「艶のある」が11人、「澄んだ」が8人、「低い声」が3人。「ハスキー」「かすれ」「よく通る」は0人でした。「艶のある」「澄んだ」が声以外を説明している可能性もあります。声の欄が1人だったことも、声への言及が1人だけだったという意味ではありません。
集め方はランキング400件+検索9語832件です。検索語は学園・溺愛・ヤンデレ・執事・ファンタジー・異世界・王子・幼馴染・マフィア。設定文が公開されていた1,591人だけを分母とし、非公開の設定文は見ていません。文字列は部分一致で数えており、表記違いの統合や文脈ごとの意味判定はしていません。「俺」と「オレ」なども別の値です。検索語による偏りがあり、zeta全体の比率ではありません。0人は、この集計でその文字列が見つからなかったという意味です。人気との関係や、書いたときの効果は調べていません。
一人称
公開プロットの一人称の欄では「俺・私・僕」が多かった語です。数字と集計の限界は上の表を参照してください。古風な語は、時代の再現ではなく創作で使う候補として説明しています。ひらがなだけの語は読みを空けています。
| 言葉 | 読み | どんな話し方か |
|---|---|---|
| 俺 | おれ | 気取らず強めに自分を指す言い方です。親しい相手に遠慮なく話すキャラや、率直な物言いに合わせられます。 |
| 私 | わたし | 広い場面で使える一人称で、性別を限定しません。仕事と日常で同じ自称を保つキャラにも使えます。 |
| 僕 | ぼく | 主に男性の自称に使われる、親しみのある言い方です。創作では柔らかな返事に合わせられますが、おとなしい性格とは限りません。 |
| わたくし | 自分を丁重に指す言い方です。儀式や公の挨拶で、言葉を整えて話す人物に使えます。 | |
| あたし | 「わたし」がくだけた形で、主に女性の自称に使われます。友人との気軽なやり取りに合わせやすい言い方です。 | |
| うち | 自分一人を指す用法のほか、家や所属する集団を指す用法もあります。一人称に選ぶなら、集団ではなく本人を指すと書き添えます。 | |
| 自分 | じぶん | ここでは話し手本人を指す一人称です。報告を簡潔にする人物に使えますが、文脈によっては相手を指す用法もあります。 |
| わし | 年長の人物を連想させる創作上の自称として使えます。経験を語る人物などに合わせられますが、現実の年齢だけで決まる言葉ではありません。 | |
| 我 | われ | 自分を指す古風で文章的な言い方です。誓いや宣言を重く響かせたい場面に使えます。 |
| 余 | よ | 文章や演説に見られる、古風な一人称です。創作では威厳を出す候補になりますが、君主だけの自称という意味ではありません。 |
| 某 | それがし | 古風な自称で、武士風の人物の名乗りなどに使えます。人名をぼかす「なにがし」とは読みも用法も分けます。 |
| 小生 | しょうせい | 主に男性が手紙で自分を控えめに表す言い方です。古風な書簡を好む人物に使えますが、目上にも使える万能な自称ではありません。 |
| 吾輩 | わがはい | 自分を大きく見せる響きのある、古風な一人称です。自信を押し出して語る人物や、気取った物言いに使えます。 |
| 拙者 | せっしゃ | もとは自分をへりくだっていう、武士に用いられた自称です。創作では武士風の話し方を示す候補になります。 |
二人称
同じ語でも、相手との関係や声の調子で受け取られ方が変わります。古風な呼称は、誰に使うかも一緒に決めます。
| 言葉 | 読み | どんな話し方か |
|---|---|---|
| お前 | おまえ | 親しい相手への呼びかけにも、相手を低く扱う言い方にもなります。気安さを意図するなら、互いにその呼び方を受け入れている関係を添えます。 |
| 君 | きみ | 同等か下の立場の相手に向ける呼び方で、辞書では主に男性が使う語とされています。穏やかに語りかける人物に合わせられますが、目上の相手には使いにくい言い方です。 |
| あなた | 相手を直接指す言い方です。丁寧な響きで使う場合もありますが、目上への呼びかけでは失礼に受け取られることがあります。 | |
| あんた | 「あなた」をくだけさせた呼び方です。気安い関係に使えますが、強い調子では突き放す響きになります。 | |
| お主 | おぬし | 同等か下の立場の相手に向ける古風な呼び方です。相手を試す年長者などに使えますが、強い敬意を示す語ではありません。 |
| そなた | 相手を指す古風な言い方です。物語の中で上の立場から呼びかける場面などに使い、現代の丁寧な呼称とは分けます。 | |
| 貴殿 | きでん | 主に男性同士の手紙や文書で、相手への敬意を示す語です。格式を重んじる人物の書簡などに使えます。 |
| 汝 | なんじ | 相手を指す文章的で古風な言い方です。誓いを問いかける場面などに使えますが、相手を高める敬称ではありません。 |
| おたく | あまり親しくない、同等の相手を指す言い方です。ここでは趣味の呼称ではなく、距離を保った相手への呼びかけを扱います。 | |
| そち | 下の立場の相手を指す古風な呼び方です。命令や問いかけに使うと、話し手が上の立場にいる関係を表しやすくなります。 | |
| そちら | 聞き手本人や、その所属する側を指します。名前を出さずに相手の意向を尋ねる、少し距離のあるやり取りに使えます。 | |
| 貴様 | きさま | 現代では相手への怒りや敵意を強く帯びやすい呼び方です。古い敬意の用法もありますが、今の丁寧な呼称としては使いません。 |
| てめえ | 相手を強く責める響きのある、非常に乱暴な呼び方です。創作で険悪な場面を指定するときも、普段から使うのか怒ったときだけかを分けます。 |
呼び方と、呼び方の変化
呼称そのものと、誰の前で変わるかを分けて書けます。ここでの「名前」は、苗字に対する下の名前です。
| 言葉 | 読み | どんな話し方か |
|---|---|---|
| 名前呼び | なまえよび | 下の名前で相手を呼びます。近い関係を表す候補で、名前のあとに何を付けるかも別に決められます。 |
| 苗字呼び | みょうじよび | 相手を苗字で呼びます。学校や職場の関係に使え、親しくなっても呼び方を保つ人物にも合います。 |
| さん付け | さんづけ | 名前などのあとに「さん」を添える呼び方です。初対面にも親しい相手にも使えるので、距離感はほかの話し方と組み合わせます。 |
| くん付け | くんづけ | 名前などのあとに「くん」を添えます。同輩や後輩に向ける候補ですが、相手との関係に応じて使う範囲を決めます。 |
| ちゃん付け | ちゃんづけ | 名前などのあとに「ちゃん」を添え、親しみを出します。幼い相手や気心の知れた相手などに使えます。 |
| あだ名で呼ぶ | あだなでよぶ | 本名とは別に付いた呼び名を使います。仲間内のやり取りなら、本人も気に入っている呼び名にすると関係を書きやすくなります。 |
| フルネームで呼ぶ | ふるねーむでよぶ | 相手の名前を省略せずに呼びます。本人確認の場面や、普段よりきちんと注意を向けさせたい場面に使えます。 |
| 役職で呼ぶ | やくしょくでよぶ | 名前の代わりに、組織での役目を呼びかけに使います。仕事中の立場を大切にする人物に合います。 |
| 「先輩」呼び | せんぱいよび | 学校や活動で先に経験を積んだ相手を、その関係で呼びます。名前を添えるかどうかで、呼びかけの形を決められます。 |
| 名前を短くして呼ぶ | なまえをみじかくしてよぶ | 名前の一部を縮めた呼び名を使います。昔からの友人など、長く続く関係の目印にできます。 |
| 二人だけの愛称で呼ぶ | ふたりだけのあいしょうでよぶ | 二人の間だけで通じる親しい呼び名を使います。人前で使うかどうかも決めると、場面の違いを出せます。 |
| 人前では苗字で呼ぶ | ひとまえではみょうじでよぶ | 周囲に人がいるときだけ苗字に切り替えます。公の関係と個人的な親しさを分ける場面に使えます。 |
| 親しくなると名前で呼ぶ | したしくなるとなまえでよぶ | 関係が近づいたあと、下の名前を使い始めます。初めて名前で呼ぶきっかけを決めたいときに使えます。 |
| 名前を呼ぶのをためらう | なまえをよぶのをためらう | 相手をどう呼ぶか迷い、すぐに名前を口にできない様子です。まだ距離を測っている場面や、意識しすぎている場面に使えます。 |
口調の形容
声の高さや話す量とは別に、言い方の印象を選びます。似た語の違いは目安で、性格を一語で決めるための分類ではありません。
| 言葉 | 読み | どんな話し方か |
|---|---|---|
| ぶっきらぼう | 返事や言い回しに愛想が少ない様子です。気遣いは行動で示すのに、言葉は短くそっけなくなる人物に使えます。 | |
| 飄々 | ひょうひょう | 物事にとらわれず、つかみどころのない様子です。話し方に使うなら、深刻な話にもさらりと応じる人物などが候補になります。 |
| 淡々 | たんたん | 感情を強く表に出さず、あっさりと話す様子です。出来事を順に報告する場面などに使えます。 |
| 素っ気ない | そっけない | 返事から親しみや温かさがあまり感じられない様子です。用件だけを返して、話を広げない場面に使えます。 |
| つっけんどん | とげのある、不親切な応じ方です。声をかけられて迷惑そうに返す場面などに使えます。 | |
| 歯切れがいい | はぎれがいい | 発音や言葉の区切りが明確で、はっきりした話し方です。手順を迷わず伝える人物などに使えます。 |
| 舌足らず | したたらず | 発音がはっきりしない意味と、説明の言葉が足りない意味があります。口調に指定するときは、どちらを意図するか添えます。 |
| 間延びした | まのびした | 音や間が長く、締まりが弱く感じられる話し方です。眠そうな返事や、気を抜いた受け答えに使えます。 |
| たどたどしい | 言葉がすらすら続かず、おぼつかない話し方です。慣れない説明や、練習してきた言葉を初めて伝える場面に使えます。 | |
| 訥々 | とつとつ | 言葉につかえながら、少しずつ話す様子です。話すのが得意ではない人物が、大切なことを伝えようとする場面に使えます。 |
| 芝居がかった | しばいがかった | 舞台の台詞のように大げさで、作った感じのする言い方です。日常の挨拶まで演じるように話す人物に使えます。 |
| 理屈っぽい | りくつっぽい | 何かにつけて理由や筋道を持ち出す話し方です。小さな頼み事にも長い説明を返す人物などに使えます。 |
| 回りくどい | まわりくどい | 遠回しな説明が続き、要点に届くまで手間のかかる話し方です。頼みを言い出しにくい場面などに使えます。 |
| 単刀直入 | たんとうちょくにゅう | 前置きを長くせず、すぐ要点を話すことです。結論を先に聞きたい人物や、急いで用件を伝える場面に使えます。 |
| ぞんざい | 言葉の扱いが雑で、相手への礼を欠く様子です。返答を投げやりに済ませる場面などに使えます。 | |
| 猫なで声 | ねこなでごえ | 相手の機嫌を取るために、わざと優しくする声です。頼みを聞いてもらおうとする場面などに使えます。 |
話す量と速さ
口数の少なさ、話すのが得意かどうか、速さは別の指定です。近い意味の語もありますが、無口だから口下手とは限りません。
| 言葉 | 読み | どんな話し方か |
|---|---|---|
| 寡黙 | かもく | 口数が少ないことを表します。周囲の話を聞き、必要なときに短く発言する人物に使えます。 |
| 無口 | むくち | 普段あまりしゃべらない様子です。長い説明より、うなずきや短い返事が多いキャラに使えます。 |
| 口数が少ない | くちかずがすくない | 発言の回数や言葉の量が少ない話し方です。いつもそうなのか、初対面のときだけなのかを添えられます。 |
| 口下手 | くちべた | 思っていることを、言葉でうまく伝えるのが苦手な様子です。伝えたい気持ちはあるのに説明がまとまらない人物に使えます。 |
| 饒舌 | じょうぜつ | 言葉が次々に出て、よくしゃべる様子です。得意な話題になると長く語り始める人物にも使えます。 |
| 多弁 | たべん | 話す言葉の量が多い様子です。普段から説明や感想をたくさん添える人物に使えます。 |
| おしゃべり | 話すことが多く、話題を次々に出す様子です。仲間との雑談を長く楽しむ人物に使えます。 | |
| 早口 | はやくち | 短い時間に多くの言葉を発する話し方です。急いで知らせたいときや、話に夢中になった場面に使えます。 |
| 立て板に水 | たていたにみず | 言葉が滞らず、すらすら出てくる話し方です。慣れた案内を流れるように話す場面などに使えます。 |
| 朴訥 | ぼくとつ | 飾り気がなく、口数も少ない様子です。巧みな言い回しより、自分の言葉で気持ちを伝える人物に使えます。 |
| 口が重い | くちがおもい | あまり話さない、または進んで話そうとしない様子です。触れられたくない話題で返事が減る場面にも使えます。 |
| 言葉少な | ことばずくな | 多くを語らず、控えめな言葉で応じる様子です。短い挨拶や別れの場面に使えます。 |
| ゆっくり話す | ゆっくりはなす | 言葉を急がず、時間をかけて話します。相手の理解を待ちながら説明する場面などに使えます。 |
| 一言ずつ区切る | ひとことずつくぎる | 短い言葉のまとまりごとに間を置いて話します。大事な点を聞き取ってほしい場面や、慎重に言葉を選ぶ人物に使えます。 |
語尾の型
人物像を連想させる言葉遣いは「役割語」と呼ばれ、創作上の型として使われます。ここには日常的な語尾も含めています。人物や雰囲気は組み合わせの例で、実際の性別・年齢による決まりではありません。語尾の読みは空欄です。
| 言葉 | 読み | どんな話し方か |
|---|---|---|
| 〜だぜ | 言い切りに勢いを加える形です。自信を前に出す人物や、仲間を元気づける台詞に合わせられます。 | |
| 〜ですわ | 創作では、上品さや気取った雰囲気を示す型に使えます。現実には地域や抑揚でも受け取られ方が変わります。 | |
| 〜かしら | 疑問や迷いを、独り言のように表せる形です。考えながら話す人物や、控えめに問いかける場面に使えます。 | |
| 〜じゃ | 創作では年長者や古風な人物を連想させる型です。知識を語るキャラなどの台詞例に使えます。 | |
| 〜のだ | 事情を説明したり、考えを強く言い切ったりする形です。自説を順に話す人物に合わせられます。 | |
| 〜だよね | 自分の考えを伝えながら、相手の同意を確かめる形です。共通の気持ちを見つけたい場面に使えます。 | |
| 〜じゃん | 気づいたことを気軽に示したり、相手に確認したりする形です。親しい仲間との軽い受け答えに使えます。 | |
| 〜だろ | 見込みを述べたり、相手に確認したりする形です。強い調子で重ねると、同意を迫る響きも出ます。 | |
| 〜しろ | 「する」動作を相手に命じる、直接的な形です。指示を短く出す人物や、切迫した場面に使えます。 | |
| 〜だもん | 自分なりの理由を押し出す形です。すねた気持ちや、簡単には譲れない思いを示す台詞に使えます。 | |
| 〜なの | 事情を伝えるほか、疑問の調子なら相手に尋ねる形になります。説明なのか質問なのか、台詞の例で分けられます。 | |
| 〜だね | 気づきや感想を相手と分かち合う形です。隣にいる相手に、穏やかに話しかける台詞に使えます。 | |
| 〜だな | 自分の感想を言葉にしたり、同意を求めたりする形です。考えがまとまった瞬間の短い一言にも使えます。 | |
| 〜だよ | 相手に情報や自分の考えを伝える形です。優しく教える場合も強く主張する場合もあるので、声の調子を添えます。 |
口癖・前置き・相づち
台詞の例は書き下ろしです。同じ一言でも、直後の返事や間の取り方で気持ちが変わります。毎回必ず言わせる指定にする必要はありません。
| 言葉 | 読み | どんな話し方か |
|---|---|---|
| 「別に」 | べつに | 気にしていないように返す一言です。関心の薄さにも、気持ちを隠そうとする場面にも使えます。 |
| 「まあ」 | 結論を急がず、ひとまず話を受け止める前置きです。強く言い切るのを避けたい場面にも使えます。 | |
| 「どうせ」 | 期待できない結果を先に思い浮かべる一言です。諦めを口にしながら、相手の反応を待つ場面にも使えます。 | |
| 「一応」 | いちおう | 十分とは言い切らず、ひとまず行ったことを伝える前置きです。自信がない報告にも使えます。 |
| 「やれやれ」 | 一段落した安堵や、手間へのうんざりした気持ちを表せます。後に続く言葉で、ほっとしたのか困っているのかを分けます。 | |
| 「なるほど」 | 相手の説明を受け、理解したことを示す相づちです。納得した点を続ける人物にも使えます。 | |
| 「ふうん」 | 話を聞いたことだけを短く返す相づちです。興味が薄い場合にも、関心を隠している場面にも使えます。 | |
| 「さあね」 | 答えをはっきり示さずに返す一言です。分からないときにも、知っていて答えを避ける場面にも使えます。 | |
| 「…そう」 | 少し間を置いて、話を受け止める返事です。驚きや落胆をすぐに言葉にできない場面に使えます。 | |
| 「ええと」 | 次に言う内容を探す間を作ります。記憶をたどる場面や、答えを整理している人物に使えます。 | |
| 「あのさ」 | 相手の注意を引いてから話し始める前置きです。親しい相手に頼みや相談を切り出す場面に使えます。 | |
| 「ほら」 | 相手の注意を、目の前の物や気づいてほしい点へ向けます。見つけた物を示す場面や、思い出す手助けに使えます。 | |
| 「たぶん」 | 確信しきれないことを、見込みとして伝える前置きです。断言を避けながら自分の考えを出す人物に使えます。 | |
| 「…」で間を取る | てんてんてんでまをとる | 返事の前や途中に、言葉のない時間を置きます。迷い、考え込み、言い出しにくさをトークに添える書き方です。 |
声の言葉
高さ・音量・響き・抑揚を分けると、声の1行を書きやすくなります。以下は声の印象を表す言葉で、音声の再現を保証する指定ではありません。
| 言葉 | 読み | どんな話し方か |
|---|---|---|
| 低い声 | ひくいこえ | ここでは音の高さが低い声を指します。落ち着いた語りに合わせられますが、音量の小ささとは分けて書きます。 |
| よく通る声 | よくとおるこえ | 離れた所の相手にも届く声です。人を案内する人物や、集まりに呼びかける場面に使えます。 |
| かすれた声 | かすれたこえ | 滑らかな響きが弱く、しわがれた声です。普段の声質にも、一時的に声が出にくい場面にも使えます。 |
| ハスキー | 声がかすれ、しゃがれた響きを持つ様子です。キャラの普段の声質として指定でき、低さだけを表す語ではありません。 | |
| 澄んだ声 | すんだこえ | 濁りが少なく、音が鮮明に響く声です。静かな場所での呼びかけや、朗読する場面に使えます。 |
| くぐもった声 | くぐもったこえ | 声が内側にこもり、はっきり聞こえにくい様子です。口元を覆って話す場面などにも使えます。 |
| 鼻にかかった声 | はなにかかったこえ | 鼻へ息が通るような響きの声です。甘える話し方などに合わせられますが、声だけで気持ちは決まりません。 |
| 甲高い声 | かんだかいこえ | 高さに加え、鋭い響きのある声です。驚いて呼び止める場面や、遠くへ鋭く呼びかける場面に使えます。 |
| 抑揚のない声 | よくようのないこえ | 音の調子の上げ下げが少ない声です。感情を読み取りにくい返答や、一定の調子での報告に使えます。 |
| 張りのある声 | はりのあるこえ | 力が感じられ、しっかり響く声です。自信を持って説明する人物や、元気な挨拶に使えます。 |
| 上ずった声 | うわずったこえ | 高く浮ついたような調子になった声です。緊張や驚きで、普段の声を保てなくなった場面に使えます。 |
| ドスの利いた声 | どすのきいたこえ | 相手をひるませるような、すごみのある声です。強く制止する場面などに使え、低い声すべてを指すわけではありません。 |
| 小声 | こごえ | 周りに大きく響かせない、小さな声です。近くの相手だけに知らせたい場面に使えます。 |
| 大声 | おおごえ | 音量の大きな声です。遠くから人を呼ぶ場面や、喜びを抑えず伝える場面に使えます。 |
相手や場面で変わる話し方
「いつ・誰に」と「何が変わるか」を組にします。下の行は変化の候補で、キャラごとに普段の話し方を先に決めます。
| 言葉 | 読み | どんな話し方か |
|---|---|---|
| 地が出る | じがでる | 隠していた本来の性質が表に出ることです。話し方に使うなら、どんな言葉や声に変わるのかを添えます。 |
| 猫をかぶる | ねこをかぶる | 本性を隠し、おとなしそうに振る舞うことです。初対面の相手にだけ言葉を慎重に選ぶ人物などに使えます。 |
| 人前では短く答える | ひとまえではみじかくこたえる | 周囲に人がいる場面では、返事の量を抑えます。注目を避けたい人物や、公の場で多くを話さない人物に使えます。 |
| 二人きりだとよく話す | ふたりきりだとよくはなす | 特定の相手と二人になると、話題や説明が増えます。安心できる相手にだけ多くを語るキャラに使えます。 |
| 怒ると言葉が荒くなる | おこるとことばがあらくなる | 怒りを感じると、強い言い方や命令が増えます。普段との差を出したいときは、変化後の語尾も添えます。 |
| 照れると返事が短くなる | てれるとへんじがみじかくなる | 照れた場面で、長く答えられなくなります。褒められた気持ちを隠したい人物などに使えます。 |
| 焦ると早口になる | あせるとはやくちになる | 気がせくと話す速さが上がります。急な質問を受けた場面や、説明が間に合わない場面に使えます。 |
| 仕事中は結論から話す | しごとちゅうはけつろんからはなす | 仕事の話では、結果や用件を先に述べます。日常では話が長い人物との違いにも使えます。 |
| 親しい相手には冗談が増える | したしいあいてにはじょうだんがふえる | 気心が知れた相手には、軽い冗談を交えます。初対面では見せない話し方を作る候補です。 |
| 真剣になると声が低くなる | しんけんになるとこえがひくくなる | 大切な話に入ると、声の高さを下げます。普段の明るい調子から、注意を向けてほしい場面への変化に使えます。 |
| 驚くと急に黙る | おどろくときゅうにだまる | 予想外のことが起きると、言葉が止まります。いつもよく話す人物が、返事を失う場面に使えます。 |
| 疲れると説明が短くなる | つかれるとせつめいがみじかくなる | 疲れが出たときだけ、細かな説明を省きます。普段は丁寧に理由を話す人物にも使えます。 |
| 得意な話題では饒舌になる | とくいなわだいではじょうぜつになる | 詳しい話になると、言葉が次々に出ます。普段の口数との違いから、関心の強さを見せたい人物に使えます。 |
| 公の場と家で一人称を変える | おおやけのばといえでいちにんしょうをかえる | 公の場での自称と、家での自称を使い分けます。場所だけでなく、同席する相手も条件にできます。 |
地の文で使う、話すときの動き
台詞の前後に足す動きです。普段の口調を指定する語と分けて、今この場で何が起きたかを書くために使います。
| 動き | 読み | 使われやすい場面 |
|---|---|---|
| 言い淀む | いいよどむ | 言葉をすぐに続けられず、途中でためらいます。伝えにくいことを切り出す場面に使えます。 |
| 言葉を濁す | ことばをにごす | はっきりした言い方を避け、内容を曖昧にします。答えを隠したいときや、断言したくない場面に使えます。 |
| 声を震わせる | こえをふるわせる | 声が細かく揺れるような調子で話します。緊張した返事や、感情を抑えきれない場面に使えます。 |
| 呟く | つぶやく | 小さな声で、独り言のように言葉を出します。考えが思わず口に出た場面などに使えます。 |
| 声を落とす | こえをおとす | それまでより声を小さくします。周囲に聞かれたくない話へ移る場面に使えます。 |
| 口ごもる | くちごもる | 言葉が口の中につかえ、はっきり続かない様子です。答えに迷ったり、言いにくさを感じたりする場面に使えます。 |
| 言葉に詰まる | ことばにつまる | 言うべき言葉が出ず、話が止まります。予想外の問いや、強い感情を受けた場面に使えます。 |
| 捲し立てる | まくしたてる | 勢いよく、次々に言葉を続けます。反論を一気に伝える場面や、興奮して話す人物に使えます。 |
| 言い切る | いいきる | 途中で曖昧にせず、はっきり最後まで述べます。決意や結論を相手へ示す場面に使えます。 |
| 声を潜める | こえをひそめる | 周囲へ聞こえないよう、声を小さく抑えます。秘密の相談や、静けさを守りたい場面に使えます。 |
| 語尾を伸ばす | ごびをのばす | 言葉の終わりの音を長くします。気を抜いた返事や、相手の反応を待つ呼びかけに使えます。 |
| 息を吸ってから話す | いきをすってからはなす | 発言の直前に、一度息を吸います。勇気を出して伝える場面や、長い説明を始める場面に使えます。 |
| 唇を結ぶ | くちびるをむすぶ | 唇を閉じ、言葉を出さずにいます。返事を控える場面や、気持ちを抑える人物に使えます。 |
| 首を振って答える | くびをふってこたえる | 言葉の代わりに、首の動きで否定や辞退を示します。話す余裕がない場面や、静かに意思を伝える場面に使えます。 |
このページで扱わないもの
方言の言い回しは地域差が大きく、語尾だけでは正確に表しにくいため、この一覧では扱いません。一人称の「うち」などは、自分を指す働きに限って説明しています。
敬語の定型句や敬称は敬語の言葉にまとめています。人を傷つける呼称は広く列挙せず、二人称の一部についてだけ、相手に失礼になりやすい点を説明しています。
言葉の選び方と、このページの限界
語の意味と読みを辞書で確かめ、人物や場面の説明は書き下ろしました。一般的な動きや口癖の台詞は、プロットを書くための例です。似た意味の語も、指定の仕方を選べるように載せています。
役割語は、人物像を思い浮かべさせる創作上の型です。現実にその年齢・性別・職業の人が一律にそう話すという意味ではありません。語尾だけでキャラの性格が決まるわけでもありません。
公開プロットの数字は、上で示した集め方と分母の範囲だけを表します。ある語が0人でも、同じ意味の指定がなかったとは言えません。AIが指定した口調を必ず保つ保証もありません。語数は下の各表の行数を合計したものです。