和風の怪異の言葉(図つき)|zetaのプロットに書く5分類・47語
推しが陰陽師や祓い屋、妖怪である場合に、プロットで立場と怪異の性質を書き分けるための用語集です。辞書・博物館・神社の案内で意味を確かめ、史実や伝承と、創作で広まった使い方を分けて書きました。呪いのやり方や、実在の寺社・人物は扱いません。絵は当サイトが画像生成で作ったもので、きっかけになった投稿の絵と項目の並びは使っていません。漢字を含む語にだけ読みを付けています。
目次
代表的な妖怪を1枚で

先に結論
プロットには「推しの立場」「怪異の性質」「守っている決まり」を分けて書くと、世界観がぶれにくくなります。推しの立場は、役所の人か、術者か、妖怪かを示します。たとえば陰陽師は史実では役所に属した専門職で、式神を連れて戦う姿は後の伝承や創作で広まったものです。どちらの陰陽師なのかを先に決めておきます。
推しは都の外れで祓い屋をしている術者で、紙の式神を二体連れている。 北東の鬼門の方角には近づかない決まりを守り、逢魔が時には外へ出ない。 正体は年を経た古道具に宿った付喪神で、そのことをuserにはまだ話していない。
当サイトが書いた例で、この書き方によるトークの結果や効果は確かめていません。書いたとおりにAIが動くとは限らないため、術や決まりが物語の中でどう効くのかも短く補います。
きっかけになった投稿
TikTok で陰陽師・呪術・百鬼夜行の用語をまとめた投稿の保存数は、それぞれ329・115・103でした。10月20日の確認時点の数値です。当サイトはその投稿の絵を見ておらず、載っていた項目とこのページの語を合わせてはいません。ここでは、和風の怪異をプロットに書くときに迷いやすい言葉を、辞書と資料で確かめてまとめました。
ほかの用語集との関係
陰陽師・呪術師・祈祷師・修験者などの肩書は、「○○師」の一覧にまとめています。このページでは肩書ではなく、陰陽道の考え方や妖怪、呪いと祓い、場所と時間の言葉を並べました。
推しのプロフィールに書く種族(鬼・狐の妖・座敷わらし・怪異など)は能力・種族・正体の言葉にあります。和風・時代物のジャンルの言葉はプロットと設定集に書く言葉にあります。鬼の角の形は角の形の名前で探せます。
陰陽道と方位

陰陽寮は役所、陰陽頭はその長官、陰陽師はそこに属した専門職です。占いのほか、暦・天文・時刻にもかかわり、役割は時代とともに変わりました。陰陽師という肩書そのものは「○○師」の一覧にあります。

方角や日の吉凶にまつわる決まりは、推しの暮らしの癖として書くと生きます。鬼門を避ける、物忌みで籠もる、方違えで遠回りする、といった行動は、言葉を知らないuserにも場面で伝わります。
陰陽道の考え方、役所と役職、方角や日の決まりを表す言葉です。術の強さの順ではありません。陰陽師という肩書は「○○師」の一覧にあります。
| 言葉 | 読み | どういう意味か |
|---|---|---|
| 陰陽道 | おんみょうどう | 陰陽五行の考えをもとに、日本で占い・暦・まじないにかかわって広がった知識の体系です。おんようどうとも読みます。推しの術の出どころとして書けます。 |
| 陰陽寮 | おんようりょう | 昔の朝廷で、占い・天文・暦・時刻を受け持った役所です。妖怪退治の部隊ではないので、推しの勤め先として書くなら仕事の中身も添えます。 |
| 陰陽頭 | おんようのかみ | 陰陽寮をまとめる長官の役職名です。いちばん強い術者という意味ではないので、上役としての立場や責任で書き分けます。 |
| 式神 | しきがみ | 陰陽師に従って働くと語られた鬼神です。姿や働きは伝承や作品で違うため、推しの式神が何の姿で、何をしてくれるのかをプロットで決めます。 |
| 五行 | ごぎょう | 木・火・土・金・水の五つの働きで、世の中の成り立ちや移り変わりをとらえる考え方です。攻撃の属性の名前ではなく、相性や吉凶の考え方として使えます。 |
| 方違え | かたたがえ | 行き先の方角が悪いとき、いったん別の場所に泊まって方角を変えてから向かう昔の習わしです。推しが遠回りする理由として、場面に入れられます。 |
| 物忌み | ものいみ | 神事に備えたり悪いことを避けたりするため、一定の期間、行いを慎んで籠もることです。推しが会えない日の理由にもなります。 |
| 鬼門 | きもん | 鬼が出入りするとされ、忌まれた北東の方角です。苦手なものを指す言い方もあります。屋敷の間取りや、推しが避ける道の描写に取り入れられます。 |
| 裏鬼門 | うらきもん | 鬼門の反対側の南西の方角で、こちらも忌む方角とされます。鬼門の別名ではないので、二つの方角を対にして書きます。 |
| 九字 | くじ | 九つの文字からなる、身を守るための呪文にかかわる言葉です。密教や修験道でも説明されるため、陰陽師だけの技とはしません。唱え方は書かずに、場面の緊張を伝えます。 |
妖怪と怪異
妖怪の名前は、姿・現れる場所・人へのかかわり方を一言添えて書きます。同じ名前でも地域や資料によって姿や性質が違い、全国共通の強さの順や弱点はありません。推しの世界ではどう語られているかを、プロットで決めておきます。
鬼・妖狐・座敷童子は能力・種族・正体の言葉にもありますが、ここでは伝承として語られてきた意味を中心に書いています。
伝承で語られてきた妖怪と、怪しい現象の言葉です。姿や性質は地域・資料によって違い、全国共通の強さの順や弱点はありません。
| 言葉 | 読み | どういう意味か |
|---|---|---|
| 妖怪 | ようかい | 人の理解を超える不思議な現象や、化け物をまとめて呼ぶ言葉です。人の姿とは限りません。不思議な出来事そのものは怪異とも言います。 |
| 百鬼夜行 | ひゃっきやこう | さまざまな妖怪が夜に列をなして歩くことです。ちょうど百体という意味ではありません。推しがその列に紛れる、行き合う、という場面に使えます。 |
| 鬼 | おに | 恐ろしい異形として語られる存在です。死者の霊や神とのかかわりなど、言葉の意味は広く及びます。角や牙のある姿は代表的な一例で、角の数で強さは決まりません。 |
| 天狗 | てんぐ | 山にかかわる妖怪や霊的な存在です。鼻の高い姿のほか、鳥に近い姿で語られることもあります。山の怪音や神隠しの話と結びつけて書けます。 |
| 河童 | かっぱ | 川や池など水辺にいるとされる妖怪です。頭の皿や甲羅がよく知られますが、呼び名や姿には地域差があります。水辺の場面に置くと生きます。 |
| 妖狐 | ようこ | 人に化けたり、人を惑わせたりするとされた狐です。神の使いとして敬われる狐もいるため、悪者とは限りません。尾の数も推しの設定で決めます。 |
| 雪女 | ゆきおんな | 雪の降る夜などに、女の姿で現れると伝えられる存在です。人への接し方は伝承によって違うので、推しがuserにどう向き合うかを書き添えます。 |
| 座敷童子 | ざしきわらし | 主に東北地方で、家に現れる子どもの姿の神霊として語られる存在です。いる家は栄え、去ると傾くとされます。家の守り神としての顔も書けます。 |
| 付喪神 | つくもがみ | 長い年月を経た道具に霊が宿るという考えにかかわる存在です。古い傘や提灯が化けた姿で描かれます。推しの正体を古道具にする設定にもつながります。 |
| ぬらりひょん | 妖怪画で、後頭部の大きな老人のような姿に描かれる妖怪です。妖怪の総大将という役どころは創作でよく使われるもので、昔から決まった役ではありません。 | |
| 絡新婦 | じょろうぐも | 蜘蛛が女の姿になる話などにかかわる妖怪の呼び名です。話の筋はいくつもあり、一つにまとまっていません。女郎蜘蛛とも書きます。 |
| 輪入道 | わにゅうどう | 炎に包まれた車輪の真ん中に、坊主頭の大きな顔がある妖怪です。見た者の魂を奪うと伝えられます。夜道の怪しい場面に使えます。 |
| 鬼火 | おにび | 墓地や湿地などに現れて漂うと語られる怪しい火です。霊とかかわる火として語られることがあります。地の文で夜の場面の気配を伝えられます。 |
呪いと祓い
呪術は人を害するためのものだけではなく、雨や豊作を願うまじないも含みます。祓いや禊も、怪物と戦う技の名前ではなく、穢れや災いを除いて清める営みです。言葉の意味を知るための説明で、呪いのやり方は書いていません。
呪いや清め、霊にかかわる考え方の言葉です。意味を知るための説明で、やり方は書いていません。効き目があるかどうかも判断しません。
| 言葉 | 読み | どういう意味か |
|---|---|---|
| 呪術 | じゅじゅつ | 超自然の力に働きかけて、望むことをかなえようとする行いです。雨や豊作を願うものも含み、人を害するものだけではありません。まじないとも言います。 |
| 呪詛 | じゅそ | 相手に災いが及ぶことを願う行いや考えで、呪いとも言います。推しが呪いを受けた、かけられたという筋では、手順よりも心の動きを書きます。 |
| 丑の刻参り | うしのこくまいり | 深夜の丑の刻に参詣し、相手への呪いを願う習わしとして知られています。古くは願掛けの意味でも使われました。作法は書かず、噂として扱います。 |
| 藁人形 | わらにんぎょう | 藁で人の形に作った人形です。呪いの道具として知られますが、おもちゃや厄を送る行事にも使われてきました。見つけた場面の不穏さを表せます。 |
| 言霊 | ことだま | 口にした言葉に、出来事を動かす力が宿るという考えです。推しが軽々しく誓わない、名前を呼ばれるのを避ける、という癖の理由になります。 |
| 穢れ | けがれ | 神事に近づくのを慎むべきとされた、清らかでない状態を指す昔の考えです。汚れや人の悪さとは別のもので、人を見下す理由には使いません。 |
| 禊 | みそぎ | 水などで身を清める行いです。神道では罪や穢れを清める意味で説明されます。川や滝で身を清める場面として書けます。 |
| 祓い | はらい | 神に祈って、罪や穢れ、災いを除いて清めることや、その儀式です。お祓いとも言います。悪霊と戦う技の名前ではありません。 |
| 憑き物 | つきもの | 人や物に取りつくと考えられた霊や、それをめぐる昔の信仰です。狐憑きはその一例です。実在の人や家、病気に当てはめる使い方はしません。 |
| 怨霊 | おんりょう | 恨みを抱き、人に災いをもたらすと考えられた霊です。生きている人の霊を含む説明もあります。なぜ恨んでいるのかを書くと、怖さに筋が通ります。 |
| 御霊 | ごりょう | 霊を敬って呼ぶ言葉です。災いをなすとされた霊を慰めて祀る御霊信仰と結びつきます。怨霊と善悪で分けた別の種類ではありません。 |
札と道具
札や守りの品は、意味が重なる言葉が多いので、使い方で書き分けます。神社の案内では、御札は家で祀るもの、お守りは身につけるものとして説明されています。護符を守り、呪符を攻撃と分ける決まりは辞書にはないので、推しの世界の決まりとして書きます。
守りを願う札や、神事・仏事に使う品の言葉です。意味が重なるものが多く、守り専用・攻撃専用といった分け方は辞書にはありません。
| 言葉 | 読み | どういう意味か |
|---|---|---|
| 護符 | ごふ | 神仏の守りや、災いよけを願って使う札や品です。霊符・呪符も意味が重なる呼び名です。推しが懐に入れている小物として描けます。 |
| 御札 | おふだ | 神仏の守りを願って受ける札で、お札とも書きます。神社の案内では、家の神棚などに祀るものとして説明されています。キョンシーの額の札とは別のものです。 |
| お守り | おまもり | 神仏の加護を願って、身につけて持つ品です。推しがuserに手渡す、ずっと持っている、という場面で気持ちを伝えられます。 |
| 鈴 | すず | 神社の参拝や神楽で鳴らし、清めや祈りにかかわる道具です。参拝で鳴らす鈴と、手に持って舞う鈴は形も持ち方も違います。 |
| 数珠 | じゅず | 仏を拝むときなどに使う、珠を連ねた仏具で、念珠とも言います。珠の数や形は宗派で違います。陰陽師の決まった持ち物ではありません。 |
| 榊 | さかき | 神事で供える常緑の木で、決まった木の名前を指す場合と、神事の常緑樹を広く指す場合があります。祭壇や神前の場面の小物に使えます。 |
場所と時間

怪異の場面は、いつ・どこで起きたかを先に決めると、地の文が書きやすくなります。逢魔が時は夕暮れ、丑三つ時は深夜で、別の時間帯です。鳥居や注連縄は神域や清らかな場所を示すもので、危ない場所の目じるしではありません。
怪異が語られる時間帯と、神域や清らかな場を示す場所の言葉です。ここで挙げる場所の言葉は、危ない場所の目じるしではありません。
| 言葉 | 読み | どういう意味か |
|---|---|---|
| 結界 | けっかい | 宗教の場で、区域を決めて内と外を分けることや、その仕切りです。光る壁のような守りは創作で広まった使い方なので、推しの世界の決まりとして書きます。 |
| 鳥居 | とりい | 神社の神域と外を分ける境に立つ門です。色や形はさまざまで、朱色とは限りません。くぐる前と後で空気が変わる場面に使えます。 |
| 社 | やしろ | 神を祀る建物や場所です。舞台にするときは実在の名前を使わず、架空の社にします。 |
| 祠 | ほこら | 神を祀る小さな社です。道ばたや森の奥にある小さな祠は、推しとの出会いの場所にも使えます。封印の設備とは限りません。 |
| 注連縄 | しめなわ | 神を祀る清らかな場所などの境を示す縄です。正月に家の入口に飾ることもあります。危険を知らせる縄ではありません。 |
| 逢魔が時 | おうまがとき | 夕暮れの、ものが見分けにくくなる薄暗いころです。怪しいものに出会う時とされました。推しと出会う時刻にすると、場面の空気が決まります。 |
| 丑三つ時 | うしみつどき | 丑の刻を四つに分けた三つ目で、今の時刻では午前2時〜2時半ごろと説明されます。異説もあるので、深夜の目安として書きます。 |
混同しやすい組
似た言葉は、役所・人・方角・時間・行い・品物のどれを指しているかで見比べます。境目がはっきりしない組は、名前に加えて書きたい中身を短く補います。
| 組 | 違い |
|---|---|
| 陰陽寮/陰陽頭/陰陽師 | 陰陽寮は役所、陰陽頭はその長官、陰陽師はそこに属した専門職です。術の強さの順位ではありません。 |
| 鬼門/裏鬼門 | 鬼門は北東、裏鬼門はその反対の南西です。同じ方角の別名ではありません。 |
| 逢魔が時/丑三つ時 | 逢魔が時は夕暮れの薄暗いころ、丑三つ時は深夜です。深夜を逢魔が時とは言いません。 |
| 呪術/呪詛 | 呪術は願いをかなえようとするまじない全般、呪詛は相手に災いが及ぶことを願う行いです。呪術のすべてが呪詛ではありません。 |
| 祓い/禊 | 祓いは罪や穢れ、災いを除いて清めること、禊は水などで身を清めることです。意味は重なりますが、禊は水に目を向けた言葉です。 |
| 怨霊/御霊 | 怨霊は恨みを抱いて災いをもたらすと考えられた霊、御霊は霊を敬って呼ぶ言葉です。善悪で分かれた別の種類ではありません。 |
| 護符/御札/お守り | 護符は守りや災いよけを願う札や品の広い呼び名です。神社の案内では、御札は祀るもの、お守りは身につけるものと説明されています。 |
| 社/祠 | どちらも神を祀る場所や建物です。祠は特に小さなものを指します。 |
| 妖怪/怪異 | 妖怪は化け物や不思議な現象をまとめた呼び名、怪異は説明のつかない不思議な出来事です。どちらも、存在と出来事の両方を指すことがあります。 |
信仰と伝承を書くときに
神社や祠、御札やお守りを書くときは、いまも信仰する人がいることを踏まえます。怪異の舞台にするときは、実在の寺社の名前を使わず、架空の社にします。神の使いや家の守り神と語られる存在を、倒すべき怪物と決めつけない書き方にすると、物語にも深みが出ます。
穢れや憑き物は、昔の信仰や考え方として書きます。人や家、病気をそれで評価したり、実在の誰かに当てはめたりする使い方はしません。祓いや祈りを笑いものにする書き方も勧めません。
このページで扱わないもの
呪いのやり方、唱える文言、道具の使い方は書いていません。九字の唱え方や手の形、丑の刻参りの作法も扱いません。実在の寺社・人物の名前や、特定の作品の設定も語の説明には使っていません。
祓いやお守りの効き目、妖怪がいるかどうかは、このページでは判断しません。体の不調や心配ごとを、憑き物や呪いのせいだと決める使い方はしないでください。
言葉の選び方と、このページの限界
国語辞典・百科事典と、博物館・研究機関・神社の案内で意味を照合し、説明と例を書き下ろしています。主な確認先は、辞書・事典の陰陽道の項目、国立歴史民俗博物館の陰陽師の展示です。国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベース、神社本庁のお神札とお守りの案内も確認しています。
妖怪の姿や性質、呪いや祓いの考え方には、地域・時代・資料による違いがあり、ここに書いたのはその一部です。英語は PixAI などに入れるときの近い例で、思った絵が出るかは試していません。語数は表の行数で数えています。