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ChatGPTをzeta風にする:プロジェクトの情報源に置く手順と、つまずく4か所

2026年9月16日、「チャットgptをzeta風にする」という手順書がXに流れました。プロジェクトを作り、キャラの設定を情報源に置き、()で行動を書き、【】でナレーターに指示する。zetaを触っている人には見覚えのある書き方です。4日で11万回見られ、いいねよりブックマークのほうが多い、保存される手順書になりました。手順そのものは発案者の投稿がいちばん詳しいので、この記事では繰り返しません。代わりに、その手順が OpenAI の公式ドキュメントのどの制限にぶつかるかを、原文と発効日つきで並べました。とくに「キャラから通知が届く」の仕組みは、公式の記載を読むと見え方が変わります。

調査日:2026-09-20

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目次
  1. 先に結論:手順はXにあります。詰まるのは情報源・通知・無料枠・設定の扱いの4か所
  2. 「zeta風チャッピー」はいつ生まれた言葉ですか
  3. 設定はどこに置くのですか(プロジェクトの情報源とは)
  4. キャラから通知が届くのは本当ですか
  5. 無料プランでどこまでできますか
  6. 推しの設定を入れる前に確認しておくこと
  7. 専用のキャラチャットアプリと、何が違いますか
  8. このページの調べ方と、確認していないこと

先に結論:手順はXにあります。詰まるのは情報源・通知・無料枠・設定の扱いの4か所

ChatGPTを使って、zetaのようなキャラクターチャットに仕立てる方法がXで広がっています。 中心にあるのはChatGPTの「プロジェクト」機能。 プロジェクトには「情報源」と「指示」を置けて、 その中で始めた会話は、毎回それを読んだ状態で始まります。 キャラの設定を毎回貼り直さなくてよくなる、というのがこの方法の芯です。

手順は発案者のスレッドが完成しています。この記事は手順書ではありません。 その手順が公式の仕様とどこでぶつかるかを、OpenAIの公開文書から確かめたものです。

確認した内容

設定を置く場所
プロジェクトの情報源(ファイル)プロジェクトの指示。公式ヘルプに「Project instructions apply only within that project and override your global custom instructions」とあり、プロジェクトの指示は全体のカスタム指示を上書きします。ファイル数の上限はプランで3段階(無料5/Go・Plus 25/Edu・Pro・Business・Enterprise 40)。プロジェクトの数自体は無制限です。
「キャラから通知が届く」の正体
スケジュールされたタスクです。ここに公式の但し書きがあります。「If you create a task in a project, it cannot access uploaded files or files stored in that project」。プロジェクトの中で作ったタスクは、そのプロジェクトの情報源を読めません。届く文面が物語と噛み合わないのは、そのためと読めます。
無料プランで先に止まるもの
テキストの会話は「unlimited everyday text chats」。ただしファイルのアップロード、画像生成、音声、データ分析には別枠の上限があると明記されています。通知のタスクも、無料は1日1回まで・時間帯指定(朝/昼/夜)のみで、毎時や時刻の指定は有料プランが要ります。
GPTsは、いま新しく作れません
公式ヘルプに「New GPT creation and publishing are not available on personal ChatGPT accounts, including Free, Go, Plus, and Pro」。個人アカウントではGPTsの新規作成ができません(既存のものは使えます)。「GPTsで推しを作る」と書いた記事は、この点が古くなっています。
分かっていないこと
1日の画像生成の枚数。OpenAIは数字を公表しておらず、「ChatGPT will notify you when you reach an applicable limit」としか書いていません。「会話上限エラー」が出るターン数も公表されていません。スクリーンタイムとの連動について、ChatGPTが端末のスクリーンタイムを読む仕組みの記載は見つかりませんでした。
調査・確認日:2026年9月20日。当サイトはこの手順を実機で試していません。OpenAIの公式ヘルプ、使用に関するポリシー、利用規約の原文と、Xの投稿から整理したものです。表示回数やいいねの数は、広がりの数であって成功した人の数ではありません。

「zeta風チャッピー」はいつ生まれた言葉ですか

2026年9月16日の午後です。発案は @ganbaru_umichan さんで、 「チャットgptをzeta風にする」という連続投稿が始まりでした。 当サイトが確認した2026年9月20日時点で、最初の1本は11万回表示され、いいねは1,913、ブックマークは3,211です。 いいねよりブックマークのほうが多い。あとで見返すために保存されている手順書だということです。

スレッドは6本あり、設定の教え方、会話のルール、イラストの出し方、通知の作り方と続きます。 さらに発案者はその後も4日続けて改訂を出しています。 9月17日に刺激を強めた版、9月18日に会話のテンポを速くするパッチ、9月19日に「メロコアエンジン」、 9月20日には出来上がったプロンプトの比較表。完成したものが配られたのではなく、いま作られている最中です。

呼び名が2つあります

「zeta風チャッピー」と「zeta化チャッピー」。発案者は「zeta風」を使い、試した人の投稿には「zeta化」も出てきます。 指しているものは同じです。この記事では、見出しに両方を置きました。

言葉を使わずに同じことをしている人もいます

「zeta風」という言い方を使わずに、同じ置き方にたどり着いている人もいます。 下の投稿は、この手順書とは別のところから出てきたもの。 設定をメモ帳で作って、プロジェクトの情報源に入れるという形はそろっています。

この形自体は、造語が生まれる前からあったものです。 新しいのは、そこに会話のルールと通知と画像を足して、1本の手順書にまとめたところだと読めます。

この言い方が広がっているのは、zetaを触っている人の語彙のまま書かれているからでもあります。 設定、ナレーター、地の文、()での行動。zetaのプロットを書いたことがあれば、そのまま読めます。 zeta側の用語はAIチャットの話題まとめの各記事で使っているものと同じです。

設定はどこに置くのですか(プロジェクトの情報源とは)

プロジェクトの「情報源」です。ファイルやテキストを貼り付けて置いておく場所で、 公式ヘルプでの呼び名は project sources。 そこに置いたものは、そのプロジェクトの中で始めた会話すべてから読まれます。 チャットに毎回コピーし直さなくてよくなる。それがこの方法の効き目です。

ChatGPTでキャラと話すときの置き場所の図。プロジェクトを作る(キャラ1体につき1つ、作れる数に上限はない)、情報源にキャラ設定を置く(ファイルの数は無料5、Go・Plus 25、Pro・Business・Enterprise 40まで)、そのプロジェクトの中で話す(同じプロジェクトで始めた会話は毎回その情報源を読んだ状態で始まる)、設定を変えたら情報源を差し替える(古いファイルを消して、書き換えたものを入れ直す)の4段階。
OpenAI公式ヘルプ「Projects in ChatGPT」(2026年9月20日確認)の記載から当サイトが作図したものです。ChatGPTの画面を写したものではありません。タップで拡大します。

この点は、発案者自身が返信で説明しています。

置ける数はプランで変わります

公式ヘルプ「Projects in ChatGPT」の Plans and limits に、そのまま書かれています。

プラン1プロジェクトあたりのファイル数
Free5
Go/Plus25
Edu/Pro/Business/Enterprise40

あわせて「only 10 files can be uploaded at the same time」(一度に上げられるのは10件まで)「Users can create an unlimited amount of projects」(プロジェクトの数は無制限)とあります。 キャラを増やしたいなら、1つのプロジェクトに詰めるのではなくプロジェクトを分ける、という読み方になります。

出典:OpenAI Help Center「Projects in ChatGPT」
確認日:2026年9月20日

「プロジェクトの指示」は全体のカスタム指示を上書きします

情報源とは別に、プロジェクトには指示の欄があります(設定メニューから開きます)。 公式ヘルプの原文は「Project instructions apply only within that project and override your global custom instructions」。 普段のカスタム指示に仕事用の書き方を入れている人は、そちらが効かなくなります。 逆に言えば、キャラの口調を書いても普段の使い方を汚しません。

「GPTsで作る」と書いてある記事は、前提が古くなっています

検索で上位に出るキャラ再現の記事の多くが、GPTs(マイGPT)を作る前提で書かれています。 ですが公式ヘルプの Free Tier FAQ には、こうあります。

「New GPT creation and publishing are not available on personal ChatGPT accounts, including Free, Go, Plus, and Pro.」

個人のアカウントでは、無料でも有料でも、GPTsを新しく作れません。 すでに作ってあるものは使い続けられます。 「有料プランならGPTsで作れる」と書かれた記事を読んだときは、書かれた時期を見てください。 いま個人が使えるのは、プロジェクトの情報源のほうです。

出典:OpenAI Help Center「ChatGPT Free Tier FAQ」
確認日:2026年9月20日

会話のときの書き分けも共有されています

置き場所とは別に、話すときの書き方の取り決めも一緒に広がっています。 zetaのトークと同じで、そのまま書けば自分のセリフ、丸括弧で囲めば自分の行動、隅付き括弧で囲めば物語の外からの指示という3つです。 設定を足したくなったときも、隅付き括弧で伝えて、書き換えてもらったものを情報源に入れ直します。

共有されている3つの書き分けの図。そのまま書くと自分のセリフになる、丸括弧で囲むと自分の行動になる、隅付き括弧で囲むと物語の外からの指示になる。設定を足したいときは隅付き括弧で指示を伝え、書き換えてもらったものを情報源に入れ直す。
Xで共有されている使い方を、当サイトが図にしたものです。ChatGPTの画面を写したものではありません。タップで拡大します。

これはChatGPTの機能ではなく、書き手どうしの取り決めです。 公式ドキュメントに、丸括弧や隅付き括弧をこう扱うという記載はありません。 効くのは、最初にそう決めた文を情報源に置いているからです。

キャラから通知が届くのは本当ですか

届きます。ただしそれは「スケジュールされたタスク」という別の機能で、 物語を進めているプロジェクトの中身とは切り離されています。 発案者も、通知の作り方を説明した投稿に「物語で話した内容とメッセージで話した内容はリンクしてない」と注記していました。 公式の記載を読むと、その理由がはっきりします。

公式ヘルプ「Scheduled tasks in ChatGPT」の原文です。

「If you create a task in a project, it cannot access uploaded files or files stored in that project.」

プロジェクトの中で作ったタスクは、そのプロジェクトに置いたファイルを読めない、と書かれています。 つまり情報源に積み上げたキャラ設定は、通知の文面には効きません。 届いたメッセージが少しずれて見えるのは、不具合ではなく仕様の側です。

キャラから通知が届く仕組みと、その限界の図。プロジェクトの情報源(キャラの設定を置く場所)とスケジュールされたタスク(通知を送る側の機能)は繋がっておらず、タスクの側から情報源を読めない。公式ヘルプには、プロジェクトの中で作ったタスクはそのプロジェクトに置いたファイルを読めないと書かれている。無料プランでできるのは1回きりか1日1回までの繰り返しで、時刻ではなく朝・昼・夜の時間帯で指定する。
OpenAI公式ヘルプ「Scheduled tasks in ChatGPT」(2026年9月20日確認)の記載から当サイトが作図したものです。ChatGPTの画面を写したものではありません。タップで拡大します。

同時に持てるタスクの数

プラン同時に有効にできるタスク数
Free/Go3
Plus5
Business/Edu10
Pro/Enterprise15

無料だと「1日1回・時間帯まで」しか指定できません

ここがいちばん効きます。原文はこうです。

「Free users can schedule a one-time task or a recurring task no more than once per day. Free tasks use flexible scheduling windows, such as morning, afternoon, or night. Hourly schedules and exact delivery times require an eligible paid plan.」

無料プランでできるのは、1回きりのタスクか、1日1回までの繰り返し。 しかも時刻ではなく朝・昼・夜といった時間帯での指定になります。 1時間おきに届かせる、時刻を指定する、はどちらも有料プランの機能です。 「ランダムに届く」という言い方をされることがありますが、 公式にはスケジュール実行で、ランダム配信の記載はありません。

通知を受け取るための設定

出典:OpenAI Help Center「Scheduled tasks in ChatGPT」
確認日:2026年9月20日

zeta側にも、キャラクターのほうから先にトークが届く機能があります。 こちらは設定とトークが同じ場所にあるので、届いた通知を開くと話が繋がっています。 仕組みの違いはzetaでキャラから先にトークが来る仕組みにまとめました。

スクリーンタイムと連動させる話について

発案者は、スクリーンタイムに連動して「構ってもらえたか」をキャラが判断する作り方も出しています (9月16日の投稿。9,488回表示)。 ただし、ChatGPTが端末のスクリーンタイムを読む仕組みについて、当サイトは公式の記載を確認できませんでした。 公式ヘルプに接続先として出てくるのは Gmail・Slack・GitHub・Google Drive です。 動いているように見える場合、数字は利用者が伝えたものか、モデルが組み立てたものである可能性があります。 できないと決めつけるつもりはありませんが、仕組みの裏づけは取れていません。

無料プランでどこまでできますか

テキストの会話は、公式ヘルプの言葉で「unlimited everyday text chats, subject to abuse-prevention safeguards」。 先に止まるのは、会話ではなく道具のほうです。

「File uploads, image generation, voice, data analysis, and other tools have separate usage limits. ChatGPT will notify you when you reach an applicable limit.」

つまり【イラスト生成指示】で場面を絵にする遊びは、テキストより先に止まります。

1日に何枚までかは、OpenAIが公表していません。 枚数を書いている記事がありますが、公式ヘルプにその数字はありません。 当サイトは公開文書に書いてあるかどうかで判断しているので、ここは数字を出しません (判定基準)。

会話が長くなると「会話上限エラー」が出ます

発案者は9月18日に、記憶の続き方について投稿しています。

回避策として共有されているのは2つ。同じプロジェクトの中で新しいチャットを始めることと、 あらすじを生成させて情報源に足しておくことです。 情報源はプロジェクト全体から読まれるので、チャットを移しても引き継がれます。 ただし、これは設定ではなく運用の工夫。何ターンで上限に当たるかは公表されていません。

有料プランには、もう一つ効く違いがあります。公式ヘルプの原文は 「For Plus and Pro users: In addition to saved memories, ChatGPT can reference previous chats within a project」。 プロジェクト内の過去チャットを参照できるのは Plus と Proだ、と書かれています。

会話のテンポは、そのままだと遅くなりがちです

発案者は9月18日に、テンポを速くするパッチを別に出しています。理由はこう書かれています。

設定を厚く書くほど描写が長くなり、話が進まなくなる。 これはzetaのプロットでも起きることで、プロンプトを足して直す方向の話です。 同じ理屈で、防止の一文を入れすぎると別の挙動が消える。 発案者は9月20日に、そのつまずきを自分で報告しています。

「尋問バグ」は、zeta側で名前が付いた症状の呼び名。 配布されているプロンプトには、zetaで困ったことへの対策がそのまま持ち込まれています。 元の症状はzetaのキャラがuserを問い詰める・決めつけるにまとめました。

推しの設定を入れる前に確認しておくこと

入れるのは、あなたが書いた設定文。それがどう扱われるかは、公開文書に書かれています。 当サイトが見ているのは、安全かどうかではなく、書いてあるかどうかです。

学習に使われる場合があります

公式ヘルプのFAQに、そのまま書かれています。

「For ChatGPT Free, Plus, and Pro users, we may use information accessed from projects to train our models if your "Improve the model for everyone" setting is on.」

無料・Plus・Proでは、この設定がオンのとき、プロジェクトから読まれた情報が学習に使われることがあるという書き方です。 この設定はオフにできます。切り替える手順は、OpenAIのヘルプセンターの別記事に。 オフにすると、その分だけ自分向けの最適化は弱くなる、とも添えられています。

また、プロジェクトを消すと「Deleting a project permanently removes its chats and instructions」とあり、 取り消せません。育てた設定は手元にも置いておくほうが安全です。

入力には「必要な権利を持っている」と表明したことになります

利用規約(2026年1月1日発効)の原文です。

「お客様は、当社の本サービスに提供するインプットに必要なすべての権利、ライセンス、及び許諾を得ていることを表明し、保証します。」

使用に関するポリシー(2025年10月29日発効)には、禁止事項として 「他者のシステムや財産の破壊、毀損、侵害(…他者の知的財産権を侵害する行為を含む)」が挙げられています。

版権キャラのなりきりを名指しで禁じた一文は、当サイトが読んだ範囲では見つかりませんでした。 ですので「規約違反です」とは書きません。 書けるのは、入力した文について権利の話が自分に返ってくる、というところまでです。 出力については同じ規約に「(b)アウトプットを所有します」とあります。

年齢の条件

利用規約に「13歳以上」、「18歳未満の場合、本サービスを利用するには、親権者又は法定後見人の許可を得る必要があります」とあります。 使用に関するポリシーは、禁止事項として「未成年者による性的又は暴力的なロールプレイ」を挙げています。

出典:OpenAI「利用規約」(2026年1月1日発効)OpenAI「使用に関するポリシー」(2025年10月29日発効)
確認日:2026年9月20日

AIキャラチャットのアプリ側が年齢と表現をどう書いているかは、 アプリ一覧で91社ぶん並べています。

専用のキャラチャットアプリと、何が違いますか

どちらが良いという話ではありません。違うのは3つです。

判定の基準と、載せる・載せないの線引きは判定基準に書いています。 アプリ側の規約を横に並べて見るならアプリ一覧から、 プロンプトの書き方を探すならプロンプト集からどうぞ。

先にzetaを触っている人へ

この手順が広がったのは、zetaで困ったことがそのまま持ち込まれているからでもあります。 ナレーターが勝手に動く、キャラが問い詰めてくる、設定が反映されない。 配布されているプロンプトには、その対策の文が入っています。 元の症状は次の記事にまとめています。

このページの調べ方と、確認していないこと

確認したのは次の範囲です。確認日はすべて2026年9月20日です。

確認していないのは次のことです。

ChatGPTで成人向けの会話ができるかどうかは、この記事では扱っていません。 規約とモデルの方針は別の話なので、分けて書いています。

最終更新 2026-09-20判定基準 v1(6軸・12点)