口と歯・牙の言葉(図つき)|zetaのプロットに書く5分類・43語
推しの口もとを、歯の種類・並び・形・見え方に分けて書くための用語集です。歯の名前は犬歯や八重歯、形はギザ歯や湾曲した牙などを取り上げました。吸血鬼や獣人など人外の口のつくりや、牙がのぞく・歯を見せて笑うといったしぐさも扱っています。いずれも辞書と歯科・博物館の資料で意味を確かめて並べました。歯の病気や治療、血や傷の描写は扱いません。絵は当サイトが画像生成で作ったもので、きっかけになった投稿の絵と分け方は使っていません。漢字を含む語にだけ読みを付けています。
目次
歯と牙の名前を1枚で

先に結論
プロットには「どの歯が」「どんな形で」「どのくらい見えるか」を分けて書くと、推しの口もとが伝わりやすくなります。犬歯は歯の種類、八重歯は歯の並び方、尖った・湾曲したは形の指定で、それぞれ別のことを言っています。「牙がある」とだけ書くより、上か下か、長さ、口を閉じたときに見えるかまで決めておくと、地の文でも毎回同じ姿を描きやすくなります。
推しは吸血鬼で、上の犬歯が細長い牙になっている。 口を閉じると牙の先が唇の間から少しのぞき、笑うとはっきり見える。 userの前では、牙を見せないように口もとを手で隠す癖がある。
当サイトが書いた例で、この書き方によるトークの結果や効果は確かめていません。書いたとおりにAIが動くとは限らないため、牙がどんな場面で見えるのかも短く補います。
きっかけになった投稿
Xで、怪物の口の描き方を比べた英語の作画資料に、いいねが9,042件付いていました(10月20日の確認時点)。牙や歯の並び、くちばしなど、口の形をいくつかの型に分けて1枚にまとめた画像です。当サイトはその分け方と絵を使っておらず、このページの言葉は、辞書や歯科・博物館の資料で確かめて並べ直したものです。
Learn to draw monster mouths
https://x.com/LumiCanvass/status/2110011790562402498
ほかの用語集との関係
八重歯・口角・薄い唇や厚い唇は、髪型と顔立ちの言葉にもあります。このページでは顔立ちの一部としてではなく、歯の種類と形、人外の口のつくりを中心に並べました。
笑ったときの口もとは笑い方の一覧、口を含む表情は表情の一覧で探せます。吸血鬼の付け牙のような仮装はハロウィン仮装の言葉、人外の角は角の形の名前、獣人の耳と尾は獣人の耳と尾の描写にあります。
歯の名前と並び
歯の種類の名前と、並び方の名前は別のものです。前から切歯・犬歯・臼歯の順に並び、前歯や奥歯は日常の呼び方です。八重歯は尖った歯の名前ではなく、並びからずれて重なって生えた歯のことを言います。
歯の種類の名前と、日常の呼び方、並び方の名前です。人の歯について辞書と歯科の資料で確かめたもので、人外にそのまま当てはまるとは限りません。
| 言葉 | 読み | どういう意味か |
|---|---|---|
| 犬歯 | けんし | 前歯の隣にある、先の尖った歯です。糸切り歯とも言います。人の犬歯は牙ほど長くないので、牙のある推しなら長さを別に書きます。 |
| 切歯 | せっし | 歯並びのいちばん前にある、食べ物を切り取る歯で、門歯とも言います。ゾウの牙はこの歯が長く伸びたもので、人外の牙の由来に使えます。 |
| 前歯 | まえば | 口の前側にある歯の、日常の呼び方です。切歯だけを指すことも、犬歯まで含めることもあるので、細かく書くなら歯の名前を使います。 |
| 臼歯 | きゅうし | 奥にある、食べ物をすりつぶす歯で、奥歯とも言います。人では小臼歯と大臼歯に分かれます。牙のある推しでも、奥歯は人と同じという書き方ができます。 |
| 歯茎 | はぐき | 歯の根元のまわりを覆う部分で、歯肉とも言います。笑ったときに見える部分として書けますが、色から健康を判断する語ではありません。 |
| 永久歯 | えいきゅうし | 乳歯のあとに生える、大人の歯のひとそろいです。人外の推しなら、牙が生えてくる時期や、生え替わるかどうかを決める目安になります。 |
| 八重歯 | やえば | 歯並びからずれて、ほかの歯に重なるように生えた歯です。尖った形の名前ではないので、「上の右に八重歯がある」のように位置を添えます。 |
| 歯並び | はならび | 歯が口の中で連なって並ぶ様子で、歯列とも言います。一本ずつの形とは別のことなので、「歯並びはきれいで、犬歯だけが長い」のように分けて書けます。 |
歯と牙の形
形の言葉は、長さ・向き・先の形・並んだときの見え方を組み合わせて使います。牙は長く目立つ歯の呼び名で、人の犬歯だけを指すわけではありません。ギザ歯は創作でよく使われる呼び名で、歯科の正式な名前ではありません。
長さ・向き・先の形・並んだときの見え方を指定する言葉です。多くは説明のための呼び名で、ギザ歯は創作でよく使われます。
| 言葉 | 読み | どういう意味か |
|---|---|---|
| 牙 | きば | 動物などの、長く発達して目立つ歯の呼び名です。犬歯が伸びたものだけでなく、ゾウのように切歯が伸びた牙もあります。種族ごとに必ずあるものではありません。 |
| 上の牙 | うえのきば | 上の顎から生える牙です。吸血鬼の推しによく使う位置で、口を閉じたときに先が見えるかどうかも添えると姿が定まります。 |
| 下の牙 | したのきば | 下の顎から生える牙です。下から上へ突き出す牙にすると、獣や鬼のような力強さが出ます。上下どちらにもあるかは、プロットで決めます。 |
| 長い牙 | ながいきば | ほかの歯や口の大きさに比べて、長く伸びた牙です。長さだけで強さや年齢は決まらないので、どのくらい長いかを「唇の外に出るほど」のように書きます。 |
| 湾曲した牙 | わんきょくしたきば | 根元から先へ、弧を描くように曲がる牙です。内向き・外向き・後ろへ反るなど、どちらへ曲がるかを組み合わせて書きます。 |
| 尖った歯 | とがったは | 先に向かって細くなり、尖って見える歯を広く指す言い方です。長い牙にも、小さな三角の歯にも使えるので、大きさを添えます。 |
| 針状の歯 | しんじょうのは | 針のように細く長く尖った歯です。魚やサメに見られる形で、細い歯がびっしり並ぶ人外の口に使えます。 |
| 三角形の歯 | さんかくけいのは | 見たときの形が三角に近い歯です。サメのような口を書くときの基本の形で、縁の細かな刻みとは別のことです。 |
| 平たい歯 | ひらたいは | 尖っていない、広く平らな面をもつ歯です。サメにも、硬いものを砕く平たい歯をもつ種類があります。牙と組み合わせると、口の中に変化がつきます。 |
| ギザ歯 | ぎざば | 尖った歯が連なって、口の中がギザギザに見える創作の呼び名で、サメ歯とも呼ばれます。数本の牙だけが目立つ口とは違うので、上下とも尖っているかを書きます。 |
| 鋸歯 | きょし | のこぎりの歯のように、細かな刻みが並ぶ形です。動物の歯では、1本の歯の縁の小さなギザギザを指すことがあり、ギザ歯と同じ意味ではありません。 |
人外の口のつくり

人外の口は、実在の動物のつくりを借りると書き分けやすくなります。サメの歯は何列も並んで生え替わり、ヘビの舌は先が二本に分かれます。ただし、人の歯の名前をそのまま人外に当てはめられるとは限らないので、どの動物に近い口かを一言添えます。
実在の動物で確かめられるつくりと、伝承・創作の形です。人外の種族ごとに決まった口があるわけではありません。
| 言葉 | 読み | どういう意味か |
|---|---|---|
| 多列の歯 | たれつのは | ひとつの顎に、歯が前後に何列も並ぶ様子です。サメでは後ろの歯が前へ移って入れ替わります。上下に一列ずつある口とは別のものとして書きます。 |
| 生え替わる歯 | はえかわるは | 古い歯の代わりに新しい歯が使われることです。人の乳歯から永久歯への交代とサメの交代は仕組みが違うので、何度でも生えるかはプロットで決めます。 |
| くちばし | 鳥などの、口先の顎を硬い覆いが包んだ部分です。唇とはつくりが違うので、鳥の獣人の推しなら、表情を目や羽で表すと書き分けられます。 | |
| 裂けた口 | さけたくち | 伝承や創作で、口の両端が耳のほうまで大きく延びた姿を言います。怪異の姿として使う言葉で、実在の体の状態や傷とは結びつけません。 |
| 二股の舌 | ふたまたのした | 舌の先が二本に分かれた形で、ヘビやトカゲに見られます。ヘビは舌を出し入れしてまわりのにおいを集めるので、蛇の推しの癖として使えます。 |
| 長い舌 | ながいした | 口や頭の大きさに比べて、長く伸びる舌です。カメレオンなどに例があります。人外の推しに使うなら、ふだんは口の中にしまっている、と添えます。 |
| マズル | 動物の顔の、鼻先から口のまわりが前に突き出た部分で、吻(ふん)とも言います。獣人の推しなら、マズルのある顔か、人に近い顔かを先に決めます。 | |
| 上顎 | うわあご | 口の上側の顎です。上の牙やくちばしの付け根の位置を書くときの目印になります。 |
| 下顎 | したあご | 口の下側の顎で、口を開けるときに動きます。ヘビが大きく口を開けるのは顎を外すからではなく、顎のつくりがよく伸びるからです。 |
口もとの部位
口角・唇・舌先のような部位の名前は、牙や歯がどこから見えるかを書くときの目印になります。「口の端から牙がのぞく」「上唇を少し持ち上げる」のように、部位と動きを組み合わせて使います。
牙や歯がどこから見えるかを書くときの目印になる部位の名前です。
| 言葉 | 読み | どういう意味か |
|---|---|---|
| 口角 | こうかく | 上下の唇がつながる、口の左右の端です。「口角から牙の先がのぞく」のように、牙が見える場所を示せます。 |
| 唇 | くちびる | 口の上下の縁にある、柔らかな部分です。牙が唇の内側に収まるか、外へ出るかで、推しの印象が変わります。 |
| 上唇 | うわくちびる | 口の上側の唇です。「上唇を少し持ち上げて牙を見せる」のように、どちらの唇が動くかを分けて書けます。 |
| 下唇 | したくちびる | 口の下側の唇です。下の牙がある推しなら、下唇との重なり方で、閉じた口の見え方が決まります。 |
| 舌 | した | 口の中にあり、味を感じたり、話したりするのに使う部分です。動物によって形や働きが違うので、人外の推しなら人と同じかどうかを決めます。 |
| 舌先 | したさき | 舌の先の部分です。舌全体を出すのか、先だけを見せるのかを分けて書けます。 |
口もとの動き

見える形と、そこにこもる気持ちを分けて書きます。「牙がのぞく」は見え方を表します。「牙をむく」には、怒りや敵意を表に出すという意味も重なります。歯を見せて笑う推しが、いつも威嚇しているわけではありません。
見える形と、そこにこもる気持ちを分けて読む言葉です。慣用句として気持ちの意味が重なるものは、そのことを書いています。
| 言葉 | 読み | どういう意味か |
|---|---|---|
| 牙がのぞく | きばがのぞく | 唇の間などから、牙の一部が見えている状態です。わざと見せているのではなく、見えてしまっている様子なので、ふとした瞬間の描写に向きます。 |
| 牙をむく | きばをむく | 牙をあらわにすることです。慣用句では、怒りや敵意を表に出すという意味にもなります。推しが誰に向けて牙をむいたのかを書くと、場面が伝わります。 |
| 歯を見せて笑う | はをみせてわらう | 唇が開き、歯が見える笑い方です。牙のある推しなら、笑ったときだけ牙が見える、という書き方ができます。威嚇の意味はありません。 |
| 口角を上げる | こうかくをあげる | 口の端を上に動かすことです。片方だけ上げると、余裕やからかいの表情になります。 |
| 舌なめずり | したなめずり | 舌で唇のまわりをなめる動きです。好きな食べ物やよい知らせを待ち構えるという意味もあります。地の文では食事の場面などに使います。 |
| 歯噛み | はがみ | 歯を強くかみ合わせることで、悔しさを表す言葉としても使います。音を立ててすり合わせる場合は歯ぎしりと言います。 |
| 歯を食いしばる | はをくいしばる | 上下の歯を強く合わせることです。苦しさや悔しさをこらえる意味でも使い、我慢している推しの場面に向きます。 |
| 口を半開きにする | くちをはんびらきにする | 唇を少し離して、口を閉じきらない形です。驚いたときや、ぼんやりしているときの表情に使えます。 |
| 口を大きく開く | くちをおおきくひらく | 口を上下に大きく開けることです。あくびや大声など理由はさまざまなので、なぜ開けたのかを添えます。 |
混同しやすい組

似た言葉は、歯の種類・並び・形・見え方のどれを指しているかで見比べます。
| 組 | 違い |
|---|---|
| 犬歯/牙 | 犬歯は歯の種類の名前、牙は長く目立つ歯の呼び名です。牙が犬歯から伸びたとは限らず、ゾウの牙は上の切歯が伸びたものです。 |
| 八重歯/牙 | 八重歯は並びからずれて重なって生えた歯のことで、長さや尖り方の名前ではありません。八重歯の推しに牙があるかは別に書きます。 |
| ギザ歯/鋸歯 | ギザ歯は、尖った歯が連なって口の中がギザギザに見える創作の呼び名です。鋸歯(きょし)は、1本の歯の縁にのこぎりのような細かな刻みがあることを言います。 |
| 牙がのぞく/牙をむく | のぞくは少し見えている状態、むくは牙をあらわにすることで、怒りや敵意の意味も重なります。 |
| 歯噛み/歯を食いしばる | どちらも歯を強く合わせますが、歯噛みは悔しさ、食いしばるはこらえる気持ちに寄ります。 |
| くちばし/唇 | くちばしは口先の顎を硬い覆いが包んだもので、唇とはつくりが違います。くちばしのある推しに唇を描くかは、プロットで決めておきます。 |
| マズル/口もと | マズルは鼻先から口のまわりが前に突き出た部分の呼び名です。獣人の推しなら、マズルがあるか、人に近い顔かを先に書きます。 |
| 多列の歯/二列の歯 | 多列は前後に何列も並ぶこと、二列は列の数を二つに絞った言い方です。上下に一列ずつあるだけの口とは別です。 |
英語で書くとき
絵を作るときの英語は、意味の近い言い方の例です。牙はfang、外に突き出た長い牙はtusk、犬歯はcanineです。八重歯に近い語はsnaggletoothです。尖った歯はsharp teeth、サメのような歯はshark teethです。くちばしはbeak、二股の舌はforked tongueです。
PixAI などに入れて思った口になるかは、当サイトでは確かめていません。英語の語は意味の幅が日本語と違うことがあり、たとえばsnaggletoothは八重歯の言い方すべてには当てはまりません。PixAI の英語のタグはPixAIのプロンプト一覧にもあります。
このページで扱わないもの
歯の病気、歯並びの矯正や治療、歯ぎしりの原因や対策は扱いません。歯茎の色などから健康を判断することもできません。
血や傷、噛みついて相手を傷つける場面の描き方も書いていません。人外の推しの牙は、その見た目や、牙にまつわる癖、牙を隠したい気持ちを描くと、怖い場面にしなくても印象が残ります。
言葉の選び方と、このページの限界
国語辞典・百科事典と、歯科・博物館の資料で意味を照合し、説明と例を書き下ろしています。主な確認先は、日本歯科医師会の歯の種類の解説と、英国自然史博物館のサメの歯の解説です。辞書・事典の牙の項目、辞書の八重歯の項目も確認しています。
人の歯の名前は、人外や動物にそのまま当てはまるとは限りません。ギザ歯・サメ歯は創作でよく使われる呼び名で、歯科の分類ではありません。薄い・長い・平たいなどは見た目の目安で、決まった数値はありません。語数は表の行数で数えています。